- 特別企画 -

今年は、選挙が立て続いた1年でした。「野党共闘」という新しい動きが生まれ、これまでになく市民が選挙に参加した年だったのではないでしょうか? 来年も7月22日に任期満了となる都議会議員の選挙があり、さらには衆院選があるかもしれないと言われています。その前に一度、今年の選挙を振り返ってみたいと思いました。参加したのは、この1年、一市民としてさまざまな活動を行ってきた女性たち。さらに、マガ9スタッフ2人も加わりました。

参加メンバー) ※名前は仮名です。
●アキエさん:会社員。3・11以降、社会運動に参加。去年はデモや国会前抗議行動にも参加したが、「結局は選挙だ」と感じ、フユミさんと同じ地域のグループに参加して野党共闘を応援。沖縄高江にも足を運ぶ。東京在住。 
●ハルコさん:会社員。参院選では「電話かけ」もしたものの、都知事選では少し暗い気持ちになり、現在は市民運動には少し距離をおいている。東京在住。 
●フユミさん:「保育ママ」として都内で保育施設を運営。3・11以降から政治や選挙に関心をもつ。地域の仲間と勝手連を結成しているほか、市民と超党派議員のグループにも参加。Twitterで知り合った仲間ともチームをつくり、野党共闘を応援してきた。東京在住。 
●ナツコさん:フリーランスとして、ファッションやジュエリー関係の仕事に従事。大学卒業後に、ある政党の政策調査会メンバーとして勤務した経験あり。憲法の知識を広める活動を個人で行っている。都知事選挙の時は、初めて「電話かけ」にも参加。東京在住。 
●トシエさん:英日翻訳者であり、原発問題を中心に取材するライター。学生時代に原発予定地に足を運んだことがきっかけで、社会問題や選挙に関心をもつようになる。神奈川在住。 
●マガ9A子:もとは“ノンポリ”のスポーツ系ライターだったが、2005年の「マガジン9条」立ち上げに編集スタッフとして参加したことで、市民運動や選挙への関わりも増える。東京在住。
●マガ9B子:ファッション関係の出版社勤務を経て、フリーランスの編集・ライターに。3・11以降に知ったマガジン9には、最初はボランティアで参加。東京在住。

そもそも、「野党共闘」って?

マガ9B子: みなさん、今年は積極的に野党の選挙応援をしてきた方ばかりだと思います。ただ、最近は「野党共闘にモヤモヤしている」「ちょっと選挙に疲れた…」という声をまわりから聞くことがありました。そういう不安や不満って、口にしにくいですよね。
 だから、来年も前向きに頑張るためにも「今年のうちにぶっちゃけた話をしておこう!」と、この座談会を企画しました。まずは、やはり参院選からの新しいキーワードとなった、「野党共闘」について話してみたいと思うのですが、いまどう感じているでしょうか?

マガ9A子: 去年から、改憲勢力が3分の2を超えてしまうという危機感が強くなって、「野党共闘」をしなくちゃという声が上がりましたよね。市民連合が立ち上がったときは、本当によかったと思ったし、東北あたりでは結果も出せた。参院選までは手法としてもよかったと思っていました。ただ、都知事選のことがあって、たしかにモヤモヤとしています。

ナツコ: そうなんですよねー。事態が事態だし、いまの安倍政権を壊してほしくて「野党共闘」の選挙応援をやってきました。参院選ではそれなりに結果も出せたと思いますが、いまは正直、何のためにやっているのかな、と思うときがあります。

アキエ: 党同士が「協力できない」と言っているとか、報道されていますよね。いま野党が勝てる方法は共闘しかないのに、訳がわからない。政権をとることが目的だったら、あとは二次的、三次的なものとして目をつぶれるはずじゃないですか。そこは、公明党から学んでほしいですよね。

フユミ: 政策も違えば、自衛隊についても考え方が違う。だから、ずっとは手を組めないのはわかる。だけど、野党共闘は選挙に勝つためにあるもの。いまだと数の力で与党に全部決められてしまう。だから、とりあえず野党共闘で改憲勢力に3分の2をとらさないようにして、その先はそれぞれの主張に沿って議論すればいいと思う。

ナツコ: 私もその意見には賛成! ただ、選挙を始める前の段階から「手を組めない」みたいなのが出ると、応援する有権者はぐらつきます。

マガ9B子: 都知事選で「野党共闘」の勢いが失われてしまった感じがあるんですが…。

フユミ: あと、安倍(晋三)さんが、街宣で野党共闘を悪くいうので、この言葉にケチがついたところもありますよね。

ハルコ: そりゃ、与党はケチをつけますよ。野党共闘で来られたらコワイですから。

フユミ: だから、私はいま「立憲野党」とか「立憲4党」という言葉を広めようとしているんです。そうやって新しい言葉をどんどん生み出していかないと、進んでいかない。

マガ9A子: 野党共闘自体は、うまくいっている地域もあるし、一概に良い悪いとは言えない。でも、一般の有権者から見たら「野党共闘」は、それほど魅力的なフレーズではないんじゃないでしょうか。野党といえども既存政党自体が、そもそも既得権益の象徴のように見えてしまうのかもしれない。結局は、いい候補者を立てることが一番大きいと思う。その候補者選びにまで、市民がもっとかかわっていけるかどうかが問題。

トシエ: 私は、野党統一候補自体は必要だと思っています。参院選までは、地区にもよるけれど、一定の成果を出した。それなのに、都知事選でつまずいて、野党候補を立てていくモチベーションを私たちが維持しづらくなったし、人に伝えづらくなってきた。
 そこはちゃんと整理して、参院選と都知事選では、何が違って何が同じだったのかを考えないといけない。なんとなくで「野党統一っていってもあれよね…」と否定すると、相手の思うつぼじゃないでしょうか。

あの、都知事選はなんだったのか

マガ9B子: 先ほどから都知事選の話が出ているんですが、みなさんはどう受けとめていますか? 結果として大敗したわけですが…。

アキエ: 私は宇都宮さんを前から支持していました。だから、どう候補者を選ぶのかをすっ飛ばして、急に「鳥越さんを応援しなくちゃいけない」みたいな発言が、同じリベラル派から出ていることには、疑問を持ちました。でも、野党の統一候補に決まってからは、電話かけもポスティングもして、応援はしました。ただ、終わってみたら惨敗。あの後、誰も都知事選について話さないですよね。そこにもすごい違和感がある。

マガ9A子: 「都知事選の何がまずかったのか」は、ほとんど総括されていないですよね。

マガ9B子: 私は、鳥越さんの政策や人柄をちゃんと知ることができないまま選挙運動が始まった、という印象で。一般的な知名度が高い人のほうが勝てるかもしれないという気持ちがありましたが、いま考えると安直だったなと思います。政策が伴っていないので、参院選みたいに身を入れて応援できなかった。特に、女性誌での記事が出たときには悩みました。じゃあ、あの時どうしたらよかったのかと、いまも考えてしまうのですが…。

マガ9A子: 私も、鳥越さんの方が知名度があって当選する可能性が高いだろうから、彼に一本化するのが筋だって思っていました。鳥越さんのテレビ討論の模様を見た友達から「あれでは都知事はつとまらないでしょう」と言われても「いや、大丈夫だから」とすすめたのですが、本人に会ったこともないのに、なんでそう思い込んでいたんだろう…。
 「大義」のために、自分の感覚を押し殺して、そういう行動に走ってしまったことに愕然としてしまい、選挙後はどーんと落ち込みました。こういう気持ちを抱えたままだと、次の選挙で野党共闘を支持できないなと、実はすごくグラグラしています。

マガ9B子: 野党共闘はまだ新しいものだから、一度や二度失敗しても仕方がないとは思っているんです。これがあったから「野党共闘はだめだ」とは思わない。でも、あれがトラウマになったのか、参院選までは頑張っていたのに、都知事選から選挙の話をしなくなった人も周りにいます。

フユミ: 私は、都知事選で市民活動グループが団結して応援にまわれたことは、すごくよかったなと思っています。決まってしまったのなら、少しでもマシなほうの候補者を死ぬ気で応援するしかない。だた、全体では、野党共闘と言いながら党同士の連携がうまくいっていないように見えた。鳥越さんの選対もバタバタで…。

ナツコ: それが表にもでていましたよね! 見ている側はがっかり。 

ハルコ: 政策がないという風にマスコミに叩かれて、普段は政策なんて気にしていない人までもが「鳥越さんには政策がない」と言うようになりました。

アキエ: しかも、事実でした(苦笑)。

マガ9B子: 叩かれるような要素があって、しかも、それを応援している側もかばえなかった。どちらの候補にするのか、ちゃんとプロセスを踏んでいたら、「いや、やっぱり鳥越さんだ」って、もう少し応援を頑張れたような気がします。

ハルコ: 候補者選びで何か間違っていたし、フィルタリングみたいなものが、「有名人」だったのかな。「やった、出てくれる人がいた!」って思ってしまったかもしれない。

マガ9A子: 今回の都知事選は候補者の選び方が間違っていたって、市民が声をあげないと、また有名人が出てきちゃいますね。

ハルコ: アメリカ大統領選でも、コアな支持者がいるサンダースよりも、知名度のあるヒラリーのほうが選ばれた。でも、最終的には勝てなくて。「本当にそれが正解だったのかな?」と疑問の残る結果になりましたよね。 

フユミ: 私は、小池さんの名前は出さずに、いわゆるネガティブキャンペーンの活動をやったんです。ここがよくない、心配だというのをアピールしました。いわゆる落選運動です。

トシエ: 相手の政策のここは困るよ、という戦略はありますね。それも必要。

アキエ: ただ、小池さんは役者がたっていて、演出も話し方も完璧だったですよね。簡単に勝てる相手ではなかった。

ナツコ: 小池さんには「絶対都知事になる」という迫力を感じました。候補者本人のパワーは、やっぱり大きい。

マガ9A子: 正直、いまの彼女には、あまりネガキャンできる材料はない。どんな相手であっても、率直にその手腕や方向性がいいと思ったことは評価すべきだとも思います。

マガ9B子: いいところがあるなら、そこはほめて、逆におかしなことをしないようにするのも大事ですよね。まあ、結局は豊洲市場に移転するし、オリンピックでもそれほどの変化は起きそうにないのですが…。ただ、一般的な小池さんのイメージって、かなりいいんじゃないかと感じています。

フユミ: だからこそ油断せず、ちゃんと私たちがウォッチしていかないと。

議員と距離が近くなったら、手応えが生まれた

マガ9A子: フユミさんは、この1年間の選挙応援で、かなり区議や国政議員と親しくなったそうですね。

フユミ: そうなんですよ。「やっぱり選挙しかない」と思って、この1年はかなり動きました。たとえば、参院選では民進党の小川敏夫さんを応援したのですが、当選ギリギリのラインにいる野党候補ということで、市民が応援に集まり始めたんです。そうしたら、小川さんが「今までこんなことはなかった」と、市民運動に着目してくれた。選挙後からは、小川さんと市民との意見交換会ができて、それが続いています。交換会の後は飲み会になるのですが、飲み会というのがすごい大事で。議員との距離が近くなるんです。

マガ9A子: 議員も、応援してもらった恩を感じているわけですよね。

フユミ: 私は高江のヘリパッド建設問題にも反対しているので、仲間たちと野党議員のところへロビイングもしたんです。そうしたら、小川さんが国会で高江のことを取り上げてくれた。そういう風にできる関係になっていくのがいい。

アキエ: そうやって市民の力で変えていけるんだという、いい実例ですね。

ハルコ: でも、選挙のときだけ都合よくすごいって持ち上げられている感じはしないですか? 一人や二人の議員は、きちんと個人としてやってくれるのかもしれないけれど、たとえば民進党が全体で、参院選で野党共闘を支えた市民の関心のある政策を打ち出しているのかなっていうのは疑問。

フユミ: うーん、そうなるには、もっと時間と手間が必要ですよね。

マガ9A子: 本当に私は、もう民進党がかなり…。

全員: ダメですよね…(ため息)。

フユミ: 私、ツイッターで「#民進党は意外といい」ってタグをつけているんだけど(笑)、民進党には、左から右までいろんな人がいるんですよ。

マガ9A子: でも、リベラルな人でも民進党がダメだと言う人は多い。「いまの社会がおかしい」と思っている人に、何か新しいものを提示できないと。これまでは野党共闘を応援してきたし、個々にはいい議員もいるけれど、党としてはもう応援できない。もし民進党に心から応援できるという候補者がいるなら、もう党をやめさせて市民が応援して当選させるとか、そのくらいの市民が啖呵をきらないと、これからの選挙で勝てないという心配がある。

フユミ: たしかに一回突き放す、という手もあるかもしれないけれど…。

ハルコ: その一回の選挙が大事すぎて…。

マガ9A子: そうなのよ!!(涙)

夢に見たような、100%の候補者はいない

フユミ: 私がツイッターで知り合った仲間とつくっている選挙応援のグループは、みんながみんな民進党のサポーターではないですよ。でも、信頼関係を築いて、党の中でもリベラルな人を応援していこうというスタンスなんです。

マガ9A子: フユミさんはリベラルな候補者なら、「少々イヤ」でも全力で応援すると決めているんですね。それはなぜなんですか?

フユミ: そりゃ、いまの日本が崖っぷちだからですよ。私は、保育ママとして小さい子どもたちを預かっていますが、この子どもたちが、これから原発のお金も払わなくちゃいけない。やっぱり未来のことを考えますよね。次の衆院選はひとつの大きな山場。これまでやってきた全部のことが集約されると思うんです。

アキエ: 100%夢にまで見たような候補者なんていない。リベラルな人はみんな理想がすごく高い。高すぎて永久に政権をとれない。食べられない餅を一生懸命うまく描いてもしょうがない。6割くらいよければ、いまは賛同して支えていったほうがいいですよ。

フユミ: 人となりとか、顔が見えると、党自体のイメージがあれでも印象は変わってくる。だから、もっとみんなが議員と会える機会をつくっていきたいんです。

マガ9A子: 候補者と直接会って話すことは大事ですよね。これから都議会の選挙もあるし、特に地方選挙ならそういうことができやすい。

アキエ: 区議は面白い人が多いですよね! キャラがわかると応援したくなる。国会議員でも、自民党の人はそういうのがうまいですよね。地域のあちこちの会に顔を出しているし。自治会とか商店街の人たちから、「いい人だ」って言われたりしている。

ハルコ: 民進党の議員だって地元のお祭りに来ているでしょう? なんで「いい人」って言われないんだろう?

フユミ: うーん…、「民進党に裏切られた」という気持ちが強いんじゃないですか。選挙を手伝っているときも、それは街頭で感じましたよ。

マガ9A子: 逆に、なんで安倍政権の支持率は落ちないんでしょうね。それだけ「変えたくない」っていう保守的な支持者が多いんでしょうか?

フユミ: 大学生の息子に言わせると、安倍はむしろ「革新」のイメージなんだって。「決めていってくれる」みたいな。

マガ9A子: ああ、なるほど。比べるとそう見えるのか…。

「ちょっと選挙に疲れちゃった…」

ナツコ: ところで、フユミさんって、どれくらいのエネルギー配分で選挙の応援とかをやっているんですか? なんか、私は「倒れるまで頑張る」みたいなのは無理だなあと思っていて。

フユミ: いや、倒れるような頑張り方はしていないですよ!

アキエ: 選挙の応援って、けっこうエネルギー使いますよね。この一年は、仕事もあるし、そういう活動もあるしで、生活が破たんしそうでした。一度嫌になって気持ちがひいちゃって。時間も手間もとられて、全て手弁当だし。しかも、今年は応援した候補者が全部負けていて、成果が見合わない。自分は政治的なことをするような人ではなかったのに、なんでこんなことになったのかな…、と思うときがあるくらい。

ナツコ: わかるなあ。去年、トシエさんと安保法制に反対する運動の、ある会の立ち上げを一緒にやったのですが、日中は仕事をして、夜にその作業をするというのが2週間くらい続いて。そのときは大変でした。

フユミ: でも、こういう運動って、大変なこともあるんだけど、面白くもある。政治や選挙に素人がどこまでかかわれるのか、戦略を考えるのも楽しい。ゲームみたいな感覚。10区の応援しているときは、10区のことばかり考えていて、娘が「お母さん、塾が…」と言っているのに、「えっ、10区?」って聞き返しちゃったり(笑)。 

マガ9B子: ずっと選挙のことが頭にあるんですね!? 短期間ならいいけど、選挙が続いたから、たしかにちょっと疲れました。そんなこと言っている場合じゃないのはわかっているのですが。仕事が休みの日でも、勉強会や講演会があるし、行かないと後ろめたいし。

トシエ: 私も、ときどきばったり倒れて、気力と体力が戻ってからまた動きだすのですが、気力を維持するのがしんどい。今年の選挙を見ても、変化には本当に時間がかかるという思いがあって…。

新しい広がりをつくるために

ハルコ: 政権の支持率は上がるし、一生懸命やっても勝てないし、「何が足りないのだろう」って焦りはあります。自分の身近な人だけ見ていると、安倍内閣を支持している人はいない。だけど、選挙では負けてしまう。何かやり方を変えないといけない。外に広げるための違うつながりみたいなものを模索しないといけないと思う。

トシエ: 私は、東京がちょっと遠いというのもあるんですが、自分の足元で活動したいと思っていて、地域活動を始めようとしています。去年、駅とかで月2回、地域の人たちと澤地久枝さんのポスターアクションを始めたんです。そこに行けば誰かに会える。それって心強いし、新しい広がりができたのがうれしい。
 それで、もう一歩、新しいつながりをつくろうと思って、近所のコミュニティハウスの手伝いも始めました。いきなり何をやるんじゃなくて、まずは知ってもらって、人間関係を築いていけたらいいなあって。すごく地道で、すごい遠回りの感じがあるんですが、それがいまの目標です。

マガ9A子: ちょうど私も、地域でも何か活動したいと考えているところです。コミュニティカフェみたいなのをやれたらいいな、と。マガジン9のサイトでは、「選挙」や「憲法」とかストレートなメッセージを出してきたけど、たとえばテニスサークルの仲間に憲法の話をいきなりはしにくい。でも、カフェを始めたら誘いやすい。そこに憲法の本を置くとかしたい。その戦略のほうが、遠いようで近いかなと。

フユミ: 私の場合は、新宿駅前で漫才やフラッシュモブとかをやっている。それをやると、チラシの受け取り方がすごくいいから。「何やっているの?」って見てくれる。関心の低い人に見てもらうためには、何か工夫が必要ですよね。

ナツコ: みんな、新しく動き初めているんですね。私も、3・11後にやっていた憲法を知ってもらうワークショップを再開し始めたんです。美容院とか知り合いの保育園に「やりませんか??」って、自分から声をかけて憲法の基本について話しています。自分ひとりで営業もするから大変で、一時期はやめていたのですが、SNSだけじゃなくてやっぱり対面で話す機会が大事だなと思って。

ハルコ: でも、来年の選挙も、またごちゃごちゃしそうな予感がしますよね…。

マガ9B子: 本当に。そうならないために、この1年の良かったところと悪かったところを冷静に分析しておくことは大事ですよね。「これが正解」みたいなものも無いので、この座談会のまとめも難しいのですが(苦笑)。

マガ9A子: まあ、それは冬休みの宿題にして。また来年も集まって、いっしょに作戦を考えましょう。
 どうもみなさん、おつかれさまでした!

(構成/マガジン9)

 

  

※コメントは承認制です。
マガ9ぶっちゃけ「今年の選挙」座談会」 に5件のコメント

  1. magazine9 より:

    「今年の選挙についてモヤモヤしているけど、なかなか周りと話す機会がない…」そんなスタッフの言葉から、この企画ができました(残念ながら、日程の都合で男性参加者がいなかったのですが…)。良かったことはもちろん、悩んでいること、反省していることも共有して、来年の選挙に備えたいと思います。一回だけの話し合いできれいな答えが出るものではありませんが、この機会に、みなさんも今年の選挙を振り返ってみませんか?

  2. 花の兄弟 より:

    ”マガ9対談”にせよ、こちらのコーナーにせよ、左からはまとまれなかったことの象徴として叩かれ続け、右からはドンキホーテ的な存在として嘲笑われている鳥越さんのことを思うにつけ、私だけでも「お疲れ様でした」と言ってあげたいな、という思いが強くなりました。

    こうやって、同じ方向を向いているはずの存在と意見の違いで争ってしまうからリベラルは勝てないのかもしれませんが……

  3. L より:

     鳥越の選挙後のインタビューを見ていると、確信犯であるドン・キホーテにはとても見えないよ。準備もやる気も確信もかけていたし,体力も知力もなく代わりに人柄に難があった。

     自民は政権の為なら、ライバルの社会党でも土下座するし、敵視していた公明とも組むし、共産党とも共闘する。政治的には自民と変わらないのに野田をはじめとする右派である民進主流派とはそこが違う。
     それはもともと民主党が反共政党と自民分派から作られ、政権を民主党を含む自民系で握り続け左派に渡さないというのが暗黙の党是だから。
     従って、社共らを落選させられるなら自分が落ちても自民が政権を握るならそれが勝ちなんだよ。
     民進党の本体である連合の会長は反共産非自民という自民を勝たせる枠組みを提唱してる。
     つまり、民進と他の野党は同じ方向を向いていない。民進のマシな人たちが当選すれば野田のような主流派の力がさらに増す。それが、民主政権の教訓。野田や菅政権は安倍政権前夜祭だった。
     かつては反自民非共産という連合政権があったけど、欧米のように中道の時代は終わった。極右VSコービンやサンダースのような左翼か。だから、野党共闘は新潟方式で反自民非民進で行くべき。これだけ負けが込んでいて状況も悪く魔法のスイッチもないのだから、どうしたって一発逆転は無理である。「ここで負けたらおしまい」などと言っても詮無い。8月7日、10日、16日、3月12日、人々は投げ出さずに頑張っていた。ヘリパッドが出来ようが裁判で負けようが国家の暴力装置に蹂躙されようが今も高江で辺野古でみんな闘ってる。歴史はどんどん悪くなる状況でも、闘い続けることで支持を広げ逆転できることを教えてくれる。
     とはいえ、安倍政権の情宣を見習うなど世間様に受ける刺さる言い方や政策の工夫は足りない。良し悪しはともかくとして新大久保や国会周辺の運動、UK選挙の隆盛はここにあった。まだまだ余地はあるので意見広告とかもよいけど、アルゼンチンのように広告代理店に金使って祭りになる情宣を作るべき。

     

  4. 多賀恭一 より:

    小池知事は東京オリンピック返上を公約に選挙を戦うべきであった。彼女としては「オリンピックを成功させた」という名誉が欲しかったのだろうが、その強欲が2017年の彼女を破滅させるだろう。
    今すぐトランプ大統領に「カリフォルニアで開催してください。」とプレゼントすべきだ。
    それが日本のためになるのだが、もはやオリンピック成功を公約した小池知事には不可能なことだろう。

  5. Atsushi Saitou より:

    この座談会で気になったことがありますね。
    野党共闘は出てきても日本共産党が絶対出てこない。
    野党共闘を唱えても共産党は嫌いなんですね。
    野党共闘が旨く行っていないのはこの点ではないかと。

    あんた達そんなに共産党嫌か?

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