映画、テレビ、舞台と幅広く活躍してきた女優の木内みどりさん。
3・11以降は、脱原発についても積極的に活動しています。
脱原発への思いや憲法のこと、政治や社会参加についてなど、
日々の暮らしや活動のなかで感じていること、気になっていることを
「本音」で綴っていただきます。月2回の連載でお届けします。
第2回
緊急のお知らせ! 「さようなら原発全国大集会」
市ヶ谷・私学会館アルカディアにて、9月23日に亀戸中央公園で開催される「さようなら原発全国大集会」の緊急記者会見が行われました。写真は右から、落合恵子さん、大江健三郎さん、鎌田慧さんです。
「わたしの人生で大きい事件はふたつ。1945年8月15日からの数日でまわりの大人たちがすっかり変わってしまったあの時と、2011年3月11日の原発の大事故、これで世界はすっかり変わってしまった」「この1年、全原発が停止ししている、このまま永遠に動かさないように、やがて80歳になる老人の僕にでもできること、集会に行こうじゃないか、デモをしようじゃないか、そしてそれを続けて行こうじゃないか」「蚊除けのスプレーを買いました」と大江さん。
記者会見の司会として3人のすぐそばでお話を聞くことができました。大江さん、落合さん、鎌田さん、どの方の言葉も心に響いて何度も胸が熱くなりました。
諦めない、福島を忘れない、できることをしていく。
3人とも23日当日もスピーチしてくださいます。デモも先頭に立って歩いてくださいます。ぜひ、ぜひ、みなさまもご一緒してください。蚊除け対策をしっかりして亀戸中央公園に集まりましょう。
ーーーーーー
ツイキャスしたいと思って準備していったのですが、会場のwifi環境がsoftbank対応のみでしたので、悔しいことにできませんでした。ここですこしだけ説明させてください。
この「さようなら原発 1000万人アクション」は呼びかけ人のみなさんも支えるスタッフのみなさんも高齢で、インターネット、デジタルなことが得意ではありません。Twitter、Facebookをしている方もごくごく少数です。それでも、Twitter・Facebookで拡散してくださいと頼まれます。
先日、集会会場が代々木公園から変更になったことを速報として「隅田公園」、その1時間後に「亀戸中央公園に変更」と書いたことで、混乱させるな、どうしてあなたが書くのかなどお叱りを受けました。全て「わたしの不手際でお詫びいたします」と謝罪しました。
が、「さようなら原発・・・」の方から依頼されてもいます。ただの「司会者」がどうして出しゃばるのかと思われる方もいらっしゃるのだと知りました。でも、ここでわたしがシュンと小さくなるわけにはいきません。時間がないのです。蚊や「圧力」に負けたくありません。
予定通り23日の集会は実行して「再稼働絶対反対」の声をあげ、多数の熱い想いを28日鹿児島・川内での集会に手渡したいのです。心で「原発反対!」と思っていても声を上げなければ、行動しなければ「賛成」「原発推進」としてカウントされ利用されてしまいます。
9月15日は記念日でした。去年の9月15日から1年365日、日本列島の原子炉全て稼働していなかった、どこの原子力発電所のどの原子炉も停止していました。今も停止しています。冷えています。もう2度と動かさないために、今こそ、声を上げなければ、行動しなければ。
もう一度、大江健三郎さんの言葉を届けます。
ーーーーー
「やがて80歳になる老人の僕にでもできること、集会に行こうじゃないか、デモをしようじゃないか、そして、それを続けて行こうじゃないか」。
ーーーーーー
23日、亀戸中央公園でお会いできますように。
朝日新聞、東京新聞、中日新聞、西日本新聞、週刊金曜日にも告知の情報が掲載されているようですので、こちらもどうぞチェックしてください。
東京スカイツリーも見られて、もんじゃ焼きとか下町の喫茶店のナポリタンとかも食えて、世田谷とか高円寺の人には新鮮味があって良いと思うけど、せめてお台場だよな〜。