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 12月9日(火)と10日(水)の2日間、「特定秘密保護法に反対する学生有志の会(SASPL)」が首相官邸前で特定秘密保護法に反対する抗議行動を行います。

 前回、SASPLが10月25日に渋谷で行った特定秘密保護法に反対する学生デモでは、政治に無関心とされている若者も多く参加し、2000人規模のデモとなりました。このことは国内外を問わず、テレビや新聞、雑誌など各メディアに取り上げられました。

 さて、この日から今日までに、衆議院解散、一国の首相が某ネトウヨサイトをFacebookでシェアしつつひとりの大学生を非難するなど、最早日常化してしまったかのように思える、「おかしな」政治の姿が露となりました。  
      
 その一方で、沖縄県知事選と那覇市長選において、辺野古への基地移設反対派の候補者たちが沖縄の人々によって「選挙」で選ばれました。このことは大きな希望や勇気を生み出したのではないでしょうか。

 これらのこと以外にも、前回のデモからあっという間にいろいろなことが目の前を流れていったように思えます。

 今後私たちは、一人ひとりが主体的に「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことができるのでしょうか。そのためには、大きな流れになんとなく飲み込まれ思考停止になるのではなく、注意深くいま起こっている本当のことを観察し、そこから見えてくる「おかしなこと」に「おかしい」と最後まで声を出し続ける必要があるのではないでしょうか。

 多くの人が特定秘密保護法におかしさを感じる中、ある人は行動し、ある人はニヒリズムに陥り、ある人はどうすればよいか迷いました。確かに大きな変化は起こりませんでしたが、確実に広がって、つながっていった「おかしい」という声は、暗い未来ばかりを暗示するものではありません。

 今後どうすべきかは、私たち一人ひとりが決めることです。私たちの明日は、私たちの投票率は、私たちの未来は、私たち自身で決めるものです。ニヒリズムに陥ることはなにも生み出しません。私たちにはだれにも奪われることのない、まただれかを傷付けるためのものではない声をひとりひとりが持っています。

 「特定秘密保護法に反対する首相官邸前抗議行動」で、全世代が力を合わせ、一人ひとりの声をひとつの大きな声にしていきませんか? ぜひ官邸前でいっしょに声をあげてください。

(海気月色)

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⇒抗議行動用プラカード・ネットプリントのまとめ


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