マガ9備忘録

ゴールデンウイーク真っ只中の5月3日・憲法記念日、横浜みなとみらい・臨港パークで「平和といのちと人権を! 5・3憲法集会」が開かれる。この集会はサブタイトルに「戦争・原発・貧困・差別を許さない」とあるように、言わばマルチイシューで安倍政権に対抗する最重要のアクションだ。

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臨港パークは国際展示場「パシフィコ横浜」に隣接しており、横浜港が目の前に広がる、みなとみらい地区最大の緑地である。

12時半から、和太鼓のハルノトモ、岡大介さん(カンカラ三線・唄)、大島花子さん(歌)のプレコンサート。13時半から大江健三郎さん、樋口陽一さん、雨宮処凛さん、落合恵子さん、香山リカさん、澤地久枝さんらによるお話があり、沖縄からの発言も予定されている。15時半からクミコさん(歌)とこぐれみわぞうさん(ロックチンドン)のクロージングライブだ。

これに先立ち、9時45分神奈川公園集合、10時出発で「5・3憲法集会に行こうよパレード」があり、臨港パークまで500メートルの高島中央公園まで、パレードを行なうとのことだ。

この集会開催の記者会見で、「これまで都内では憲法記念日に複数の集会が開かれていたが、各団体が『憲法を無視した政権の暴走が加速しそうな情勢に、結集して立ち向かう必要がある』との考えで一致、新たに『5・3憲法集会実行委員会』を立ち上げた」と、主催者は語った。

この危機感は、私も同感だ。安倍政権は抵抗することをあきらめさせようと、あらゆる手を使う。憲法改悪も、辺野古新基地建設も、原発再稼働も、さらに差別煽動団体とのつながりや金銭にまつわるスキャンダルを指摘されようが、一顧だにしない姿勢を取り続けている。

しかしそれは一顧だにしない「ふり」であって、実は気にしているからこそ、そんな姿勢が取れるのだ。

ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬さんが、「DAYS JAPAN」5月号で次のように書いている。

日本戦後史上唯一無二の悪政を続ける安倍政権時代に生きる我々大人が、未来を手繰り寄せる上でやるべきことは、世界を凝視すること、目撃し、証言し、非当事者で居られるという妄想から脱出することなのではないか。正義フォビアに陥り、安穏と相対主義のゲームを続け、陰謀論に耽って思考停止したり絶望したり嘆いたりしている時ではない。街頭へ。希望と詩を胸に、しかるべき作法をもってして怒るべき時ではないか。子どもたちのために。子どもたちとともに。

大勢が集まることで「反安倍」の思いを可視化させよう。多くの人の参加を、心から望む。(中津十三)

 

  

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