私たち『マガジン9条』がネット上で記事を配信し始めたのが、2005年3月1日でした。
それから毎週水曜日、夏休みと正月休みを除けば、欠かさず更新してきました。よく続いていると思っています。
この『マガジン9条』は、日本国憲法、中でも特に「憲法九条」を素晴らしいと思い、それを何とか守り続けて後世に遺したいと願うボランティアのスタッフが集まって立ち上げたものです。
ただ、これまでの運動のように、分かり合った人たちだけの閉ざされた集団に向けて発信するのではなく、「そんなのよく分かんないよ」とか「憲法のことなんてこれまで考えたことないな」とか「憲法? 別に変えたっていいんじゃないの」というような人たちに読んでもらい、考えるヒントにしてもらえれば嬉しい、そんな思いで作り始めたのです。
そんな私たちの思いに賛同してくれた各界の著名なみなさんに、「発起人になってもらえませんか?」と声をかけました。
発起人として名前を連ねてくださっている方々は、そんな経緯によるものです。
今までの同種のホームページとは、一味も二味も違ったしゃれたデザインになっているとは思いませんか?
「やわらかく、おもしろく、たのしく、わかりやすく、ふかく」をモットーに私たち自身が楽しみながら作っているからです。
おかげさまで、わりと定着しました。
いろんな企画を考えて形にしていくのは大変なことも多いですが、楽しい作業です。
週1回の編集会議には、本業の合間をぬっていろんな人がやってきます。スタッフの友人や、噂を聞きつけて、飛び入りの方も時にはいらっしゃいます。
会社員、編集者、新聞記者、フリージャーナリスト、ライター、シンクタンク研究員、デザイナーなどなどが、、集まる人はさまざま。だから、正式に何人のスタッフがいるのか、私たちにもよく分かりません(笑)。
巻頭「この人に聞きたい」では、毎回、著名人の「九条によせる思い」をお聞きしています。本当にいろいろな方がお話してくれます。そのインタビューに出かけるのも、スタッフの楽しみのひとつです(文章にするのは、とてもシンドイ作業ですけど)。
最近では「声をかけてくれるのを待っていたんだよ」なんて嬉しいことをおっしゃってくださる方までいます。
読者のみなさんからの反応もたくさんいただきます。制作スタッフはそうしたメールにいつも勇気づけられています。
「このマガジンを読んで、考え方が変わりました。大事にしなければ」などというメールも届きます。嬉しくて、みんなで拍手喝采です。
そしてこのところ、カンパしてくださる読者の方もとても増えました。
毎回、お名前を掲載して(もちろん匿名・仮名もOKです)感謝の意をお伝えしていますが、ここでも改めて「ありがとうございました!」
もっともっと多くの人に知ってもらいたい。私たちと一緒に、憲法について考えてもらいたい。こんな思いの『マガジン9条』です。
じゃあ、『マガジン9条』、楽しんでいってください。
『マガジン9条』編集部一同