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憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.392

130801up

7月25日から31日に届いたご意見から

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

えいみいさん(女性・東京都)

時代が1ミリでも動いた気がした。

選挙フェス、私も行きました。いえ、行かないではいられなかったという感じです。その場の空気を感じたかった。
行ってみて驚いたのはあの人数なのに怪我人などのトラブルが全くないということ。参加者スタッフみんなの気持ちが、一つになっていた。お互いに譲り合う、声を掛け合う場面が多かった。あの殺伐とした渋谷の交差点ですよ。空気が優しいんです。
隣にいたおじさんは洋平さんの歌が始まると胸元から小さな打楽器取り出してシャカシャカとリズムはとるわ、私はもちろん踊り出すわ(迷惑にならないように)。3.11以降この国に生まれたことを呪うような気持ちでいたのに、あの時、空を見上げて、この国のこの時代に生まれたことに久しぶりに感謝してました。そして、そんな自分の気持ちの変化に涙が出ました。
時代が1ミリ動いた。その場に私はいた。この1ミリを大切に育てていきたいです。太郎さんや洋平さんを応援しながら。3年後が待ち遠しい。

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

bimlyさん(36才・男性・群馬県)

鮫川村の焼却炉の話を読んで

ツイッターで知り読ませていただきました。
恥ずかしながら、初めて知る内容でした。様々な問題の縮図のような話に感じました。「地域経済」という美名のもとの「お金」の話=原発誘致と同じ構図、してもいない署名がねつ造されている話=非・国民主権、はやりの「リーダーシップ」信仰=「決定」のみを求める強引な手法などなど。暗澹たる気持ちになります。
このような情報を知らせる作業の大切さを感じます。ありがとうございます。

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

魔法使いさん(69才・男性・東京都)

鮫川村の件

記事読ませていただきました。
黙っていられなくて、FBでリンクして紹介させて頂きました。事後承諾ですが、ご承知置き下さい。
これからも、どんどん書いて下さいね。その内、カンパもさせて頂きますから…。今回は報告と、ご承認下さい!

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

TokiNoKawaさん(50才・男性・愛知県)

鮫川村の焼却炉の話

「鮫川村の焼却炉の話」、読みました。ひどすぎる!
村長と環境省の役人が結託して強引に話を勧めてしまう。自民党が強行採決して公共工事を進めて来たのと同じ姿勢が読み取れる。
今回の選挙では反原発の山本太郎さんが議員に当選したのだから、彼に話して情報発信してもらうと同時に、彼自身に動いてもらうのが一番良いのではないだろうか。このままだと鮫川村の焼却炉がなし崩し的に進められるだけでなく、これをモデルケースとして全国に焼却炉がこっそり作られて運用されていくだろう。

■想田和弘の「観察する日々」 について

鳴井勝敏さん(72才・男性・青森県)

参院選直前。この「恐るべき無関心」と、どう闘うか。

「僕らは普段、自分と似た様な傾向を持つ人々に囲まれることが多いものだから勘違いしやすい 」。この指摘は頷けます。
「恐るべき無関心」。これは一朝一夕ではできない。私達は幼少のころから、人に迷惑をかけない、人と同じように生きることのメリットを叩き込まれてきました。そして、労働環境の悪化が「合わせスタイル」の生き方を助長していると思います。その結果、一人一人に政治は自分達が変える、という発想が芽生えないのも頷けます。問題の根源は教育及び家庭にあると見ています。
「表現の自由」は日本社会で後退しているという指摘、それも音を立て、目に見える形で後退しています。このことに裁判所が大きな役割を果たし、メディアの「表現の自由」に対する感性が弱っているのも見逃せません。「改革・改善は常に少数から始まる」を念頭に、自分でできることを繰り返すしかないと考えています。

■この人に聞きたい 川崎哲さん について

たっちゃんさん(74才・男性・山形県)

参院選結果と憲法9条

以前、『憲法9条を世界遺産に』という本が出た事がある。
私も賛成だ。世界遺産には観光客を集める働きがあるが、9条の世界遺産には世界中の国が「取り入れる働き」を期待したい。
第一に、「9条」を「本当の9条の姿」にする必要がある。それは「自衛隊の解散」と「米軍基地の廃棄」である。従って「TPP」の議題はただ一つ、「軍備の完全廃棄」である。

■この人に聞きたい 川崎哲さん について

森正樹さん(50才・男性・東京都)

日本に必要な平和観

日本の戦争責任を直視せず、軍法会議復活を唱える右翼主導の改憲には反対しますが、川崎氏の主張も安全保障の一面しか捉えていない気がします。
周辺国と信頼関係を築くことは重要ですが、護憲派が理想とする非武装平和主義を実践していたチベットを中国が蹂躙していること、北朝鮮が多数の日本人を拉致し、核開発に邁進していること等を考えれば、軍事力の役割を過小評価するべきではありません。進藤栄一氏も改憲は中韓等を刺激すると述べていますが、中国は日本は眼中になく、長期計画でアメリカに対抗しうる軍事力の構築を目指していると考えられます。
護憲派が非武装中立に拘り、多党に分散している護憲派を結集できないようだと九条の未来は暗いと思わざるを得ません。またアメリカ政府は2040年頃には在日米軍を撤退させる心づもりのようです。
日本に必要なのは、力の均衡が平和を維持するという、故高坂正堯氏等の健全な保守思想に基づく平和観です。

■この人に聞きたい 川崎哲さん について

ピースメーカーさん

「きっと戦争は起きない」は根拠なき安全神話ならば、「その戦争に米軍が介入しない」も根拠なき安全神話である

9条改定問題は日米安保強化と連動しているのは言うまでもない。そして仮に日中が本格的な戦争に発展する事態になるのが真ならば、その戦争に米軍が介入し、米兵が中国軍に殺害され、報復として本格的な米中戦争に発展する事態になるのもまた真である。
むろん米政府も日中による平和的問題解決を希求すると主張し、孫崎享氏は「中国が尖閣に攻めてきたとしても助けてはくれません」と論じるが、ではそれらの「安全神話」を中国側が真に受けてホイホイと尖閣を奪取するのかといえば、現実は巡視船を領海侵犯させるのが関の山である。
在比米軍の撤退後、中国にミスチーフ礁を奪取されたフィリピンをみれば、米軍の存在が如何に安全保障に直結するかは自明の理であろう。川崎哲氏が「戦争の恐怖」を用いて平和憲法改定を批判するのは自由である。しかし米軍という「最恐」の存在を抜きにして「戦争の恐怖」を論じるのは、論理の片手落ちだと言わざるを得ない。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

himojiiさん(73才・男性・愛知県)

森永先生に物申す 「53回自民党憲法草案の本質」

*日本の民として誇りをもち、子々孫々に伝えていきたい。まず、自分たちの国たる日本の国が欲しい。国の基となるべき現行憲法は、占領軍が英語で書いたものを翻訳したものです。これでは、占領軍の日本であって、私たちの日本ではありません。占領軍の作った憲法など、その内容の良し悪しに拘わらず、日本の憲法ではありません。
*刺青は、日本文化の下ではヤクザ=暴力団のトレードマークです。刺青しているような人が人権を盾にして公務員で居られる…そんな状況だから、私たち自身の手による憲法を作って、日本の心を取り戻さねばいけないのではありませんか。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

らぶらいむさん(33才・男性・神奈川県)

とても分かりやすかった

憲法改正について、疑問に思っていた事が解決した。先生の主張にもとても頷けた。

■雨宮処凛がゆく! について

花田花美さん(女性・東京都)

「楽しい」「おもしろそう」が人を動かす

政治意識の高い環境にいる人は、新聞やマニフェストに目を通して投票所に向かいますが、そうでない人は、面倒くさいから投票しないと思います。
この「面倒くさがり屋」を動かすには、面倒くささを上回るエネルギーを与える必要があります。選挙が「楽しい」「おもしろそう」と思わせる。もちろん、「おもしろそう」と思わせるためには、「わかりやすい」のが大前提です。その工夫をする。既成マスコミ・政党は、どうやら無理そうなので、政治意識の高い人たちが自分の特技・長所を生かした、自分なりの方法をみつけていくしかなさそうです。
例としては「選挙フェス」は大成功だったと思います。こういうスケールの大きいことでなくても、小さなグループでも草の根運動を地道に続けていくのが良いと思います。アメリカでは国会議員の電話番号を配っているおばさん達がいるそうです。

■雨宮処凛がゆく! について

池永記代美さん(53才・女性・海外)

反原発の山本太郎さん

ドイツでは、脱原発を表明する芸術家ほど市民から支持を得ます。日本もいつかそのような時代になることを祈っています。そうすれば、山本太郎さんも本職復帰できますね。でも国会でのご活躍も祈っていますヨ。

■雨宮処凛がゆく! について

みやたさん(33才・男性・埼玉県)

市民主義の限界性の発露か

先日の参議院選挙の結果は、自公の圧倒的な勝利に終わった。野党は共産党が議席をほぼ倍増(6→11議席)させた他、民主党は結党以来最低の議席になり「第三極」の維新、みんなも伸び悩んだ。
そこでまた出てきたのが、いわゆる自公に対抗する市民主義の方々だ。この人達は、雑多な「市民」や元新左翼、現役新左翼の方々で、自公と同じくらいに共産党を嫌悪するいわゆる「反共分裂主義」者なのでしょう。 
それはともかく、結果は自公の圧勝と共産党の健闘、社民の決定的な没落(1議席)と緑の党の泡沫ぶりであった。これは、何を意味するものであろうか? 選挙は簡単に気軽に面白おかしくするものではなく、血で血で洗う戦争状態の類いである。また、クラスの人気投票でも愛の告白でもない事ぐらい、子供でも分かる事である。宇都宮氏の都知事選挙に次いで、泡沫「市民」は敗北したのである。事実をみるべきだ!

■雨宮処凛がゆく! について

節翁さん(81才・男性・海外)

絶望したくなる・・・だが、

雨宮処凛さんの所感に全く同感! 未だ、希望はある!

■雨宮処凛がゆく! について

多賀恭一さん(45才・男性・新潟県)

軍師が必要

山本太郎氏は、無謀さと、幸運と、熱意を持った人なのでしょう。国会議員に当選しただけでも大したものです。
しかし、議会は数が力。
たったひとりの議員が国会で叫んでも何も動きません。ではどうするか? 政党を作るのです。「山本太郎党」を作り、3年後の選挙に向けて、他の選挙区への浸透を図る必要があります。
そのために、軍師が必要です。山本太郎氏は一つの大きな勝利を手にしました。しかし、戦いはまだ始まったばかりなのです。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

Baoqueさん(41才・男性・東京都)

今でも、改憲派を自認しているのに…。の件

私は改憲すべきと思っています。現憲法の成り立ちが占領時期に、GHQが書いたものだとわかったからです。原文が英語であるものは、日本の憲法にはふさわしくない…と単純に思います。各条項の内容は今後議論すれば良いと…。したがって議論と、修正を現実的にする「96条改正」はすべきです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(73才・男性・三重県)

世論は解釈改憲を望まない

安倍政権は首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を8月に再開し、秋にはその報告を受けて憲法解釈を変更し、年末の新防衛大綱に反映させることを検討している。安倍首相はこのことに意欲を示す。
本年5月2日付朝日新聞掲載の憲法に関する全国郵送世論調査で、集団的自衛権について尋ねた結果は、「行使できない立場を維持する」が56%で「行使できるようにする」は33%だった。そして「行使できるようにする」という人の中でも「憲法を変えなければならない」が63%。「政府の解釈を変更するだけでよい」34%に過ぎない。解釈改憲を是とする人は極めて少ない。
7月22、23日に行った朝日新聞社全国世論調査では、参院選で自民党が勝ったのは「自民党が評価されたから」は、たったの17%、「野党に魅力がなかったから」は66%であった。これを見れば安倍政権に歴代内閣が維持してきた憲法解釈を変更する権威を与えたとは言えない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

テラグラムさん(34才・男性・兵庫県)

ブラック企業

最近はおかしな会社が多い!!
私はバンドをやっておりまして、NPO法人労働相談センターとコラボし、共に労働問題の改善を訴えております。この社会問題を声高に叫ぶバンドは我々くらいです。
これほど自殺者を出しまくる社会はどう考えてもおかしい。ですので自分の体験を歌にして、この問題を訴えていく事になりました。

<<音楽ユニット「テラグラム」は労働問題に関してNPO法人労働相談センターとコラボを開始>>
website: http://www.rodosodan.org
「株式会社DQNwww 〜実録ブラック企業〜」という曲に共感いただきまして、共にこの問題を社会に訴えていこう! となりました。
テラグラムHP→http://teragram.seesaa.net/

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

続・「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」という姿勢が、「進撃の自民」を阻止できなかった

前回紹介しました福島県民の安積咲さんは、続けて「想像の『フクシマ』ではない現実の『福島の物語』を感じてほしい」(http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/politics/gooeditor-20130726-01.html?fr=rk)というコラムを書きました。
安積さんは「物語と現実を区別できない政治家の怖さ」「必要以上に不安や恐怖を煽る」「派手に脚色された勧善懲悪なストーリーを作り上げ、政策として打ち出す政治家もいますが、現実とはそのような単純なものではありません」と批判します。まるで、リベラル・左派の人々が保守派の政治家を批判しているような安積さんの発言は、よりにもよって反原発を論じるリベラル・左派の政治家や知識人たちに向けられているのです。
リベラル・左派は一人の福島県民にこの様な批判を書かれてしまった事に、まずは深く恥じ入るべきだと思います。それが「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」状態を脱却する最初の一歩です。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

春夏秋冬さん(男性)

社民党と山本太郎氏の統一会派に利点はあるか?

社民党の福島党首が辞任を表明した。
ここ数年、国政選挙では連戦連敗にもかかわらず、責任を問われなかったのも不思議だが、退任表明の日に無所属の山本太郎氏に統一会派の呼びかけを行ったというのも不思議な話である。統一会派を組むということは、政党にとって重要な話のはずだが、福島氏は党内手続きを踏んだのであろうか? 一方、山本氏側の反応は伝えられていない。
この構想の行方は不明だが、双方にとって得るものは少ないのではないか。山本氏は基本的に反原発のシングルイシューである。社民党と統一会派を作れば、原発政策以外の対応に困ることも多かろう。社民党にとっては、山本氏と統一会派を作れば同じ護憲派の共産党を組むことは難しくなる。
また、両者が組んでも院内交渉団体たる10議席に満たない。福島氏の後任が誰かはわからぬが、新党首の決断に注目したい。

いよいよ8月、夏本番。
・・・とは言いつつ、東京ではなんだか、
梅雨が戻ってきたような落ち着かない天候。
ジメジメを吹っ飛ばすような、
いいニュースがあればいいのですが…。
2日から臨時国会開幕です。

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