マガジン９

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.372

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2月18日から3月5日に届いたご意見から

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる？」　について

ろばの子さん（女性・和歌山県）

新聞ＴＶでは何も分からない

『デイズジャパン』でマコケンさんの原発問題への徹底した食下がりを知り、他にもネットでおふたりの発言が読めないかしらとここにたどりつきました。深い敬意と感謝です。新聞ＴＶはほんとにダメ、と周囲の多くが言っています。口コミでお互いに発見した信じられる情報源を伝えあっています。マコちゃん、次の選挙に立候補してくださいっ！　

■時々お散歩日記　について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

第１２７回にあった鈴木耕氏の大疑問に、マスメディアに代わって不肖ながらアニメおたくが回答してみる。（その１）

疑問１に対し、朝日新聞は以下の通りに回答している。
http://www.asahi.com/special/08003/rdd.html
またNHKは放送法第81条の「協会は、公衆の要望を知るため、定期的に、科学的な世論調査を行い、かつ、その結果を公表しなければならない」という規定を根拠に挙げ、他のメディアもそれに追随していると考えられる。
疑問２に関しては、偏りなく等しい確率で選び「有権者の縮図」に近づける工夫をしていると主張する朝日から保守的な産経まで、あらゆるメディアが権力に服従して調査にバイアスをかけているという疑念を持たない限り、「10万人以上の意見を知るためには全体のうち1500人程度の意見を集めればよい」という、統計学の理論（10万人以上なら何億人でも同じ）を根拠に、「概ねの民意の反映」として世論調査を信頼できよう。
詳細（数学者の柳谷晃教諭監修）は以下の通り。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20110919-00021516-r25

■柴田鉄治のメディア時評　について

ピースメーカーさん

「平和と人権」をなによりも大事にする戦後の日本として、どのような姿勢で「戦前の日本」とそっくりな北朝鮮に対峙するのか？

北朝鮮が「戦前の日本」とそっくりだという意見に異存はない。しかしそれならば北朝鮮の末路は、戦前の日本と同じように多国籍軍に袋叩きにされて滅亡するということであろう。
「人権」という側面からみれば、ドイツの哲学者のＪ・ハーバーマスが「緊急救助」と称してNATOのユーゴ空爆を正当化したように、北朝鮮が核装備を完成させて不特定多数の人命を危機に曝す前に、かつ北朝鮮国民が権力によって迫害されている現状を打開する為に、軍事介入を正当化する事もできる。
「平和」という側面からみれば、９条護憲論者でもある浅井基文氏が朝鮮新報に寄稿した論文にあるように、全ての責任を米国の所為にしたうえで、北朝鮮の核抑止力保持を是認することが「正しい認識」だという姿勢もある。
「人権」の為の軍事介入と、恐怖の均衡による「平和」。柴田氏はどう評するのだろうか？

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

健次郎さん（60才・男性・千葉県）

公職選挙法の定数配分規定が違憲状態。

違憲状態の定数配分規定に基づく総選挙の効力を事情判決の法理で現状肯定する論理は破綻しています。さすれば、先の総選挙の効力は無効となるはずです。
しかし投票行為は選挙人団の選出行為ですから直ちに無効にはなりません。従って、選挙管理委員会が今回の総選挙での獲得投票順に当選と決定し、比較的に獲得投票の少ない議員は失職の恐れがあると考えるのですが？

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

向かい火さん（43才・男性・東京都）

「表現」と「表出」（その４）

＜日本のスポーツ界が旧態依然たる前時代的な態勢から抜け出ることができない理由について、ゲストでスポーツ評論家の玉木正之氏は日本の指導者の言語技術の乏しさを指摘する。日本の指導者には、例えば言葉を使って選手のやる気を引き出したり、「なぜその練習が必要なのか」を説明することができてない人が多いと言うのだ＞
http://www.videonews.com/on-demand/611620/002669.phpより引用

言語技術（表現能力）が乏しいのはスポーツ界だけではなく、私も含めた日本人全体がそうなのではないでしょうか。日本人が「表現」に関して鈍感な一例として、ディベートは本来は自己と他者の立場を入れ替えて物事を考えるため、他者を理解したり他者から理解されるためのコミュニケーションの訓練なのですが（だからこそ、ディベートでは立場を入れ替えての議論がなされます）、日本では一般的にディベートは他者を言い負かすための訓練くらいにしか思われていません。

３月に入りましたが、
北国では猛烈な寒さと雪のニュース。
人間の弱さ、ちっぽけさを思い知らされます。

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