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みんなのこえ

vol.204

090923up

9月16日から22日に届いたご意見から

■今度の総選挙、どう考える? について

キスカ・マーチさん(男性・東京都)

歴史は繰り返す

今回の選挙での自民党の敗北と太平洋戦争での日本の敗戦とが重なって見えるのは、私だけでしょうか。
◆「負け」がかなりこんできているのにズルズルと引き伸ばして大敗するみっともなさ。
◆状況が見えず、根拠のない楽観論にしがみつく。
◆最後は破れかぶれ(ヘンな中傷ビラ?)。
◆兵卒は平気で犠牲にする。
◆責任とるのは誰もいない。
◆負けた後も居座る親分議員。
◆負けても結局は何も変わらない古い体質。
あ〜、なんかつくづくうんざりします。

■雨宮処凛がゆく! について

sakusakuさん(40才・男性・北海道)

所得の再配分

雨宮さんの対談、とても興味が湧きました。私も今のように格差が広がったのは制度的な問題で、国全体で見たときの所得の再配分が不均衡だからだと感じていました。そこで問題になるのが、橋本政権以前のように累進課税を戻したら解決するのかという点です。
今の日本には、「上手くいったら自分も得をしたい」とか「手軽な方法でお金儲け、成功したい」と考えている人が多いと感じます。その為、例えば証券取引優遇税制などに関して、大きな反対が起こらないのではないでしょうか。それは、自分もそちら側の人間になったら得することができると考えているからでは。
そのように考えると、これから日本人一人一人がどのようになっていきたいか、またどのような国をつくっていきたいかを真剣に考える時がきています。少なくとも、お金儲けだけができればいいではないはずです。経済至上主義や個人主義的な考えをどのように我々が変えていくかがとても大切だです。

■雨宮処凛がゆく! について

ドグラマグラさん(26才・女性・東京都)

感想とか

私は高校中退です!でも仕事は他人より出来るし、履歴書には「高卒」って書いときゃいいし。ただコミュニケーション力は人並みよりだいぶ劣るので、発達障害入ってるかもしれません。
話は変わりますが、先月は山本譲司さんの「獄窓記」を読んで感動し、今は「累犯障害者」を読んでいます。世の中が貧しくなった時に真っ先に切り捨てられるのって、障害者やメンヘラ(私はメンヘラよりも禁治産という方が好きですが)といった弱者なんですよね。私も山本譲司のようになりたいなあと思いつつ、そうなるとやはりコミュニケーション力が必須なわけで・・と思ったり。悶々とします。
が、人とコミュニケーションを取るのは苦手、と言いつつデモをしたりTV等でそれこそ大卒の難しい人々と対談したりする処凛さんは素敵ですね。見ていると勇気付けられます。

■雨宮処凛がゆく! について

大野正朋さん(66才・男性・鳥取県)

今週の記事を見て

雨宮さんの文章は東大卒業の人と変わらないぐらい読みやすくわかりやすい。自信をもって書いてください。私は大好きです。

■雨宮処凛がゆく! について

パンさん(39才・男性・東京都)

やっぱり、システムの問題なのだね。

やっぱり、システムの問題なのだね。
ちゃんと、お金の「再分配」にしてちょうだいよ〜。お願い!鳩山さん。自民のつくった、このふざけたシステムを変えてほしい!お願い、お願い!

オレはますます貧乏になっているぞよ。困ったなー。どうしよう。

高学歴の人って、何か怖いって思ってしまうなー。やさしくして〜って感じ。

「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉」たのしみ!
寝ながらの会議って、とてもいいね!

『脱貧困の経済学』、書店で見つけて買いました。まだ読んでないけど、これから、読んでみま〜す。

■雨宮処凛がゆく! について

布施 剛さん(35才・男性・東京都)

学者でもバカはいる

高卒=バカ、という言い方はないでしょう。卑下しすぎですし、逆に世の中の高卒者に対して失礼だと思います。そもそも、「知識がないこと=バカ」なんですか?
そうじゃなくて、理解力の問題でしょう。「知識がない」という自覚があるんだったら勉強すればいいだけです。
私が思うに、バカというのは「何が言いたいのか分からない」奴だと思います。でも雨宮さんの言いたいことは「何が言いたいのか物凄くよく分かる」んですよ。
だから支持している人たちがたくさんいるわけです。そんな雨宮さんが、偏差値で人にレッテル付けすることだけはやめてもらいたい。
偏差値で判断するんだったら子供でもできます。要は学歴で人を判断するのは「人を見る眼が子供レベル」ということなんですよ。

■雨宮処凛がゆく! について

メラニーさん(37才・女性・千葉県)

意識の欠如

私の弟はSEとして働いているが、私より年下なのに、社会の問題(貧困等)には無関心だ。
たとえばネットカフェ難民の人たちのことを、彼らは好きだからそういう暮らしをしているんだ、とか平気で私にも自己責任、という言葉を使っている。なんだか無性に腹がたってくる。就職で苦労したことがないだけにプレカリアートの問題など知らないし、知ろうともしない。なんだかオヤジっぽくなっている。おまけに空気を読め!みたいなことをよく言う、くだらない大人になったものだと思う。

■岡留安則の「癒しの島・沖縄の深層」 について

宮坂亨さん(41才・男性・長野県)

人事

嘉手納基地のF15が削減されるのが辺野古新基地建設を諦めて海兵隊の嘉手納統合に結びつく動きだと嬉しい。
脱ダムだがタカ派の前原さんが国交相になった。沖縄担当でもある。防衛大臣でなくて良かった。副大臣に辻元さんがなった。前原さんをしっかり監視して欲しい。
小沢環境相・北沢防衛相・岡田外相。辺野古新基地建設を阻止するために頑張って欲しい。
ぜひ辺野古テント村を訪れて欲しい。
これまで民主党幹部はキャンプシュワブの中から防衛局の説明を聞くだけだった。

■コラムリコラム について

十文字(衆愚代表)さん(34才・男性・沖縄県)

今こそ国民投票により、全ての憲法条項の信任投票を敢行すべきなのでは?

「憲法については、そうとう不安だよ。」というコラムリストの意見について賛同できない。
むしろ、今井一氏が主張されるように、「9条を蘇生するための特効薬」とする為、今の連立政権が「憲法国民投票」を敢行すべきではないだろうか?

2年ほど前に、「改憲派から”9条はアメリカ製”という謗りを受けている以上、国民投票で信任を勝ち取り、中傷を払拭すべきなのでは?」と伊藤真氏に質問したところ、伊藤氏は「それは尤もな意見だが、今(自民党政権)の現状では9条改正のために恣意的に使われる恐れがあり、リスクが高い」と返答された。
しかしながら、社民党も加わった連立政権が発足した今では「真っ当な国民投票のルール」のもと、9条を真に日本国民のものとすることは可能である。

日本に再び右派政権が発足することもありえるのだ。
今の9条護憲論者は改憲や国民による9条の不信任を恐れず、政府に「憲法国民投票」を嘆願すべきだと私は思う。

■40歳からのガンダム について

山としさん(25才・男性・神奈川県)

勉強になります

ガンダムファン歴20年あまりほぼモビルスーツにしか興味がなかったんですが、今回の記事を書かれてもう一度見直そうと思いました!というかもう見直しちゃいました!やはり昔からガンダムだけは奥深いストーリーがあると何となく感じていましたが、まさにその通りですね!

戦争というものをまた見直すいいきっかけになりました!もちろん僕も護憲派です!

ガンダムみたいな悲劇は現実には再現してはいけないんです。この連載楽しみにしてます!

P.S
ガンダム編が終わったら次のゼータ編で今度は逆に地球連邦が悪くなるというところも人間の愚かさを書いた良い作品だと思いますのでそこも是非お願いしますね!

■40歳からのガンダム について

青天 霹靂さん(大阪府)

人型ロボットの利点について、僭越ながら一点。

 「宇宙空間において方向転換する際、弧を描いて反転せざるをえない戦艦や戦闘機などと違い、人型ロボットはその場でクルリと反転できる」とありますが、大気のない宇宙空間では戦艦や戦闘機も空気力学で飛んでいるわけではなくロケットの噴射次第でどちらにでも動くので、機体各所についている姿勢制御ロケットを左右互い違いに吹かせば「その場でクルリと反転」できます。

 ガンダムの(後付けですが)設定では、宇宙空間での反転に関する人型ロボットの利点は「その場でクルリと反転できる」ことではなく、「手足を振り回す(AMBAC)ことで限られたロケット燃料を消費せずに反転できる」こととされているようです。

■みんなのこえ について

デパスさん(61才・男性・千葉県)

新政権に望むこと

新政権に望むことの第一は小泉・竹中改革の全否定である。市場原理主義に基づく小泉・竹中改革は徹底した弱者切り捨て、金持ち優遇の弱肉強食社会の実現であった。ここはかつてのルーズベルト米大統領のニューディール政策のように、経済活動に積極的に介入する大きな政府、規制強化を期待したい。
次に望むのは、鳩山首相自ら宣言しているように脱官僚政治である。これは言うは易く、実行は難しい。与党の政治家自らが懸命に勉強しなければ、たちまち官僚にまき返され、有権者からも見放されてしまうであろう。
まだ沖縄の基地問題等望むことはたくさんあるが、あまり一度に期待するのも無理なので、とりあえず以上二点をお願いしたい。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

転職希望のタクシードライバーさん(39才・男性・大阪府)

『生きさせろ!』等の雨宮さんの著書で拝読した、新自由主義の名のもとにワーキングプアとなった方々や、犠牲となった方々の惨状を知り、涙が止まりませんでした。
私は現在大阪でタクシードライバーをしていますが、お客様減少と規制緩和によるしわ寄せを受けており、゛タクシードライバーのワーキングプア゛といえる事態が迫っているのを痛感しています。タクシー業界では、お客様と売上の減少の続く中での値下げ競争(大阪は一段と激しい!)により、ドライバーの負担は増すばかりです。この時世に今、改めて雨宮さんの著書及びホームページを拝読し、「我々も力を合わせて声を上げていくぞ!」という勇気をもらいました。ありがとうございます!雨宮さんや他の活動家の皆さんの飛躍を心より祈念します!

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

金城潜さん(21才・男性・沖縄県)

初めての投票についての極私的総括

世の中では政権交代が実現したらしい。閣僚の人選がどのようになるか、私は興味を持っていた。福島瑞穂防衛大臣、亀井静香法務大臣あたりを期待していた。そのぐらいの度胸を民主党が持っていたら、今後、鳩山さんを応援していこうと思っていた。しかし、私が期待していたほどの革命的な人選はなかったようである。しかも、福島瑞穂少子化担当相って、一体何なんだ。こういった人選に、私は正直気持ち悪さを感じるが、世の中ではどう捉えられているのだろうか。ところで、かつてマガジン9条で鈴木邦男さんと対談していた保坂展人さんが落選してしまったようである。私は、「政治家」という職業一般に嫌悪感を持っているが、なぜか、保坂展人さんだけは「好き」だった。それゆえに、今回の総選挙は私にとって、非常に残念な結果になってしまったと結論付けておこう。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ミッチー堀さん(67才・男性・千葉県)

鳩山内閣が誕生しました。アメリカから真の独立を果たす事が出来ればと願っていますが、従属外交が続きそうです。又、闇雲に官僚を叩くだけではなく、協調してその能力を引きだし、国民の生活を好転させる事が大事です。憲法問題も鳩山が改憲派で、小沢がISAF自衛隊派遣容認、解釈改憲が懸念されます。厳しく監視していきたいと思います。自民党に破壊された国を立て直して、派遣を改めて、ワーキングプアーを無くして、中流復活し、教育や老後の心配しなくいい、普通の生活が出来る国にして貰いたいものです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

たんぽぽさん

司馬さんは生前「坂の上の雲」は軍国主義を鼓吹するかもしれないのでテレビドラマなどにしてほしくないといっていたのにNHKはおかしい

「司馬遼太郎の歴史観」という本を読んだ。中塚明という朝鮮史研究の歴史学者が書かれた本だ。私達が学校で習った日清戦争、日露戦争の戦史というのは日本の軍部や指導者の都合のいいように偽造された戦史だということを初めて知った。日本から仕掛け王妃やたくさんの朝鮮の人々を殺害していたにも関わらず一般市民にそのことを明かさなかったのは、人間として恥ずべき行為だと思った。
歴史は事実を明らかにしてきちんと反省すべき所は反省しておかないと、また同じ過ちを繰り返してしまう。河村名古屋市長の、南京の人に親切にしてもらったから日本軍はひどい事をしていないはずだ等と、恩を仇で返すような発言を聞いて改めて思った。戦争は指導者が悪いだけで、人ひとりひとりは悪くない。そう思ってアメリカ人捕虜にごぼうを掘ってきて食べさせてあげた日本人もいた。この人も後に木の根っこを食べさせられたといって処罰された。良い戦争などない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

四畳半主義者さん(27才・男性・神奈川県)

石原都政 斜陽の季節

東京に五輪が来ないことを切望します。
「平和の祭典」と言っても、都民の生活は平和から遠く、逼迫したもの。五輪開催は何も解決せず、利益を得るのは一部の大資本だけ。五輪自体が都市と経済へのドーピングです。商業化された「祭り」を起爆剤にしても、長期的に健全な発展は望めないし、政治家は五輪抜きで政策の実現方法を考えるべきです。世界各都市に葛藤を迫る五輪自体に反対です。
東京への五輪招致自体がゼネコンの要請では。五輪に伴う大規模な公共事業が真の目的では。同じ構図で築地市場の移転・民営化計画や都立病院全体の削減と民営化(公社化・PFI=公共施設の建設・運営・管理を総合的に民間企業に任せる)が進められています。築地の問題は移転だけでなく寡占企業と外資の参入という規制緩和・構造改革の問題です。病院や築地市場の運営をPFIによって建設企業等が担う計画は疑問です。公共性と利用者本位の効率化を最初に考えるべきです。

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

・どーなってるの?!米軍再編 ・マガ9対談

・週間つぶやき日記 ・やまねこムラだより ・マガ9レビュー

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