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みんなのこえ

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080312up

3月5日から11日までに届いたご意見から

●雨宮処凛がゆく! について

おばらのぶこ さん(64歳・女性・大阪府)

【ヤマダ電機のこと】

近くにヤマダ電機がオープンします。寒風ふきすさび小雪がちらつく中を街頭に立って、多くの若者たちがヤマダ電機のポイントカードを作れと呼びかけています。声をからしながら、寒さに鼻を真っ赤にさせて……。何べんか声をかけました。朝11時から夜8時までの労働だそうです。処凛さんの弟さんのことを思い出して、ヤマダ電機の品物の不買運動をやれないものだろうかと思います。
若者を粗末に扱うことを許さないゾという大阪のオバチャンの気持ちを店長に手紙で知らせてやりたいと思って、開店を楽しみにしています。

●雨宮処凛がゆく! について

オノユーコ さん(38歳・女性・京都府)

【雨宮処凛さんの「生きること」についてを読んで】

生きることについての、雨宮処凛さんのお話、うん、うんと、うなずきながら読みました。
全ての命の存在には、意味があるでしょうが、それにこだわりすぎるのも生きづらい。
子猫チャンの成長を見守り、そこから学びを感じた雨宮さんの視点に、深い優しさが感じられます。
雨宮さんのおっしゃるとおり、引きこもりの人にも存在意義を感じられる職業名をつけるというのはいいですね! 女は、結婚すれば、主婦という肩書き(?)が社会的に有るけれど。肩書きがなくともその人の存在を認めてくれる社会が本当は望ましいんでしょうが……。
前から雨宮さんのファンでしたが、この文章を拝読して、もっと好き!になりました。
陰ながら応援しています。私も、自分に出来る小さなことをやっていきます。元気の出るメッセージをいつもありがとうございます。

●雨宮処凛がゆく! について

みなこ さん(20歳・女性・京都府)

【「生きる意味」について】

子猫のお話にわたしも共感しました。
わたしには4ヶ月になる赤ちゃんがいますが、ほんとうに「生きているだけでいい」と五感で全身で感じさせてくれます。この子がそうなら、当然私もそうであって、世の中全ての人がそうなるはずですが……。
「価値」「意味」「成果」などの資本主義の要求にこたえなくては生きていけないつらさは、根深いものがありますね。

●雨宮処凛がゆく! について

numberarmytheboots さん(26歳・男性)

【「生きる意味」について】

とても興味深い内容でした。と同時に最後になんだか心配になってしまいました。
それは、猫たちがいなくなっても大丈夫だろうか?と思ってしまいました。
猫がどこかに消えても新しい猫でも、犬でも飼ってください。なんだかよくわからん文章ですみません。

●雨宮処凛がゆく! について

穂苅雄大 さん(16歳・男性・東京都)

【憲法25条について】

初めて投稿します。
憲法行脚の会で本を渡した、穂苅雄大です。
親愛なる雨宮さん、TBSで放送されている「だいすき!!」と言う障がい者蔑視のドラマ、ご覧になられましたでしょうか。
人間は、自分より立場が悪い人間に、あそこまでできるものなのでしょうか?
是非あのドラマに対する<応答>をこのサイトで発信して下さい。

●伊藤真のけんぽう手習い塾 について

TY生 さん(68歳・男性・三重県)

【辻褄が合わない自民党の政治行動】

伊藤真氏は「軍隊を持った場合、海外での軍事行動についてどこまで容認するか、事前にしっかりと議論をしておかねばならない」と釘を刺した。
自民党は改憲して自衛隊を自衛軍という軍隊にする考えを持っているが、軍隊にする前に、海外で武力行使が可能な自衛隊海外派遣恒久法案を秋の臨時国会提出を視野に本格検討着手。民主党にも政策協議を呼びかけている。
検討の土台にしているのが2006年にまとめた「国際平和協力法案」で、国連の要請によるだけでなく、国連加盟国の要請でも派遣を可能にする。
武器使用基準を大幅緩和し、警護活動や遂行する任務を妨げられた場合の抵抗の排除まで活動の幅を広げる。
これらの任務遂行には、武力行使は避けられない。
このような考え方は、テロ特措法に関して表明した与党の「後方支援は合憲。国連決議があっても海外での武力行使は違憲」の考えと辻褄が合わない。
違憲の法律案は国会に提出できない筈だ。
内閣法制局の見解を注目する。

●伊藤真のけんぽう手習い塾 について

十文字(衆愚代表) さん(32歳・男性・千葉県)

【伊藤真塾長が指摘する、「戦争の加害者になる覚悟」をせずに日本国民の生命と安全を保障するには、「穏和な平和主義」から「世界規模での軍縮」に繋げることがベストである。】

「穏和な平和主義」とは、長谷部恭男・東大教授が提唱し、合理的自己拘束として憲法九条のように軍備制限を憲法で謳い、対外的に示す姿勢である。
その為、まず国内的には、議会制民主主義の基盤の成熟に重点を置くべきだろう。
次に「世界規模での軍縮」に関しては、その前駆段階に藤原帰一・東大教授の『広島プロセス』が例に挙げられる。
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/pdf/07/fujiwara02.pdf
とりわけ日本には、潜在敵国同士である東アジア各国・アメリカの自発的・非拘束的な多国間核削減交渉を提唱する『広島プロセス』は、更なる軍縮に繋げる為にも有効な案であろう。
世界中のほぼ全ての国が「軍隊という殺人集団」を持ち、武器輸出までを含めると「戦争の加害者」になる国もまた数多い。
http://www.controlarms.jp/mf/mystory/figure2.php
非暴力による抵抗等の「有事」を想定する前に、先ずは軍縮に全力を尽くすことが、9条には相応しいのでは?

●伊藤真のけんぽう手習い塾 について

河馬園長 さん

【伊藤真氏の「覚悟」に、ちょっとツッコミを入れます。】

>肝心なところを外国に握られた軍隊をあえて持つことに意味はあるのでしょうか、アメリカの下請け軍隊に徹する覚悟があるのか、アメリカのために日本の若者の血を流す覚悟があるのか、それを命じる覚悟が政治家にあるのか。

「これだけを読むと何だか右翼のようです。
日本の核武装は、中国・ロシアの将来的な戦略がアメリカに対して敵対的となったとき、限定的な戦術核の保有を認める可能性があります。
例えば『自衛の為の兵器』と看做され、弾道弾迎撃ミサイルに核を搭載することもありえます。
実際、ロシアの弾道弾迎撃ミサイルは核弾頭です。
http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/mba3-sai-axx.htm
ともかく、MDによるアメリカの核戦略への多大な貢献により、基地の整理縮小や派兵要求などを免除してもらうことも可能でしょう。」

…とまあ、保守派がこんな理屈をこねたらどう答えるのでしょう。
私には価値観の違う者同士の言い争いにしかならないと思います。

●伊藤真のけんぽう手習い塾 について

D さん(20歳・男性・京都府)

【「被害者の過失」で、違法行為は正当化されない、について】

伊藤真先生の伊藤塾での講義をうけたことのあるものですが、『「被害者の過失」で、違法行為は正当化されない』のなかで、まるで被疑者の米軍兵士が犯罪を犯したことが事実のような印象を受けました。
しかし、米軍兵士は裁判で有罪となっていない以上、たとえどんなに怪しくても無罪推定を受けるべきではないのでしょうか。
先生の主張したい趣旨とははずれることだとは思うのですが、気になったのでメールしたいと思います。

●デスク日誌 について

lovely marie さん(49歳・女性・東京都)

【 自衛隊は平和日本の象徴かもしれない】

イージス艦の事故、これからどうなるんだろう、という気持ちでニュースを見ています。
自衛隊よもっとしっかりしろ、強くなれ、じゃないと日本は守れない!っていう風潮になっていませんか?
それがイヤだったのですが、同じような感覚で考えている方がいらした、というのがわかりました。ちょっと安心。
このまま戦争をしない「人たち」であって欲しい、で、戦争をする必要が無い、ってわかったら、別なことをすることを、本気で考えて欲しいです。

●デスク日誌 について

ことり さん(女性・広島県)

【永遠平和のために】

!見つけた!このページを開いた時の感激です。
先日の朝NHKラジオで「永遠平和のために」カント著の紹介を聞きました。
昼休み本屋さんに飛んで行ってすぐに手に入れました。
今まで9条に対して、「9条どうでしょう」の内田樹のようにと表明していました。
何故なら心の中では「日本がアメリカから守られているのは実は安保のためではなく、アメリカの理想を9条で実現したからだ。アメリカは自分の理想を壊せない」と結構固く信じているのですが、こんな風に誰も言わないからです。
この本を読んでいたら、9条はこの本からきていると書いてありました。
その事をもっと詳しく知りたくて「9条 カント」で検索したらこのページを見つけました。
シラーの詩にベートーベンが感動して第九を書いたように、この本がどれだけ多くの人の心に影響を与えたか!と思います。
友人にこの本を薦めていますが、このページを送ろうと思います。

●どーなってるの?!米軍再編 について

近代史 さん(34歳・女性・東京都)

【地位協定の見直しは一致点じゃないの?】

凶悪犯罪を犯した米兵を日本の法律で裁けない。
身柄も確保できず、調べられないというのは、やはりおかしい。不公平だ。
安保に賛成する人でも、この点は一致して見直しを要求できると思う。
明治の時は、実情はよくわからないけど、不平等条約の改善にむけて政府が動いたんですよね? 今の日本の政府にはそうした気概はないのでしょうか?

●みんなのこえ について

9条原理主義者 さん(63歳・男性・千葉県)

【イージス艦のお通り】

当初は文民統制は大丈夫かと懸念していた。報道されていくにしたがい「統制」そのものがないのではと思えてきた。半端でない武器をもった組織がこれでは困ったものである。
「戦争をしないと決めた国」の「軍隊」である。ある意味目標がはっきりしないとも言える。幸い近隣諸国とは「毒入り餃子紛争」程度はあっても出番がない。緊張感を維持し続けるのは容易でない。
エライ人が辞め、クビを切って、改革案の「作文」をしても又起きるでしょう。
50年も経てこうなった組織は、簡単には変えられない。
この際海自は海保に編入し、ビシバシ鍛えるのはどうか。海自と海保は仲が悪いらしいから、海保ははりきってやるかもしれない。
「軍隊は国民を守らない」論をさらに知らしめた。さらに、海自隊員が平時の「事故」であっても行方不明になっている方の親族にマスコミに喋るなと言った。これで、沖縄戦で「軍命令」の有無問題は結論がでた。

森正樹〔アジア人同士戦わず〕 さん(44歳・男性・東京都)

【日本を永世中立国に!(護憲・改憲の二者択一を超えて)】

梅原猛・加藤周一・立花隆・内田樹等の護憲派が、消極的にせよ安保を認めている。
アメリカの顔色を伺いながらしか国際社会で発言できないなら、九条は宝の持ち腐れだ。
日本中に米軍基地がある現実に目を瞑って、自立のための改憲を唱える改憲派は欺瞞だが、安保を認めながらアメリカの戦争を批判している護憲派も奇妙な人種ではあるまいか?

安保撤廃と同時に改憲して永世中立を宣言するのは、護憲派・自主防衛派を統合し、対米従属を脱してアメリカの戦争に巻き込まれる危険と基地をなくし、憲法と自衛隊のねじれを解消し、国際社会での発言力を飛躍的に高める妙手だと思う。
日本主導で北東アジアに非核地帯を作れば核武装は不要だ。
二度と戦争はしないこと、どの国とも軍事同盟を結ばないことは永世中立により明らかだから、日英同盟解消後の迷走を繰返す惧れはない。
護憲・安保撤廃が理想だが、必ずしも護憲にはこだわらない。
皆さんはどう思いますか?

ひでかず さん(男性・東京都)

【石原都知事の「安保解消論」】

トップページの記事を読んで,たいへんおどろきました。
某石原知事は史上最低・最悪のどうしようもない人間だと思っていたんですが、この発言は至当です。
じっさい、安保条約を破棄してみればいいんです。
安保条約のおかげで(すなわち在日米軍の軍事力で)日本が守られているなどと主張するひとがいますが、この主張が正しいといえるためには、安保条約がなかったので日本が侵略された、という事実が証明されなくてはなりません。
それをたしかめるために、一度,米軍を日本から一掃してみたらどうでしょうか。
ベルリンの壁だってあんがい簡単に崩すことができたのですから……。

たんぽぽ さん

【未来を担う子どもが読む新聞だけに気になる】

2月22日小学生向けの大手新聞に「在日米軍と自衛隊が協力して9.11テロ等の世界や日本の平和をゆるがす新たな問題を防ぐよう取り組んでいる」という内容の記事があった。
頭が痛い。武力で平和は築けないとイラクやアフガニスタンを見ても明らかではないか。
イラクは9.11テロと全く関係ないのに米軍に攻撃された。
フセインは150余名の民間人を殺したとの罪で死刑にされたが、米軍侵攻後の民間人犠牲者は数十万人だ。米軍侵攻前には自爆テロもなかった。
原子力発電の廃棄物で作られる劣化ウラン弾の影響で、ガンや白血病になるイラク人も米兵もたくさんいる。アフガニスタンでも、テロと全く関係のない子どもや民間人が米軍の誤爆や掃討作戦で何千人と死んでいる。その事実を無視しないでほしい。
武力に頼ること、つまり戦争は罪のない人達を殺したり傷つけることになり、恨みを買う、それは逆にテロを増やすのではないか。

マングース さん(45歳・男性・東京都)

【愛国心について】

今度は愛国心について述べてみたい。学校の卒業式で日の丸をかかげ、君が代を歌うことは、昔から普通にやってきた。
そこで教師が「ハンターイ」と叫んで敢えて起立せず、突っ張るというのは、何か和を乱すばかりでよいことではないと思う。
私は左翼を支持してるが、こんな表出の仕方は不適切だし、ピントはずれもいいところ。というか、もっと大事なところで左翼ぽさを出してもらいたいものである。
学校でのいじめに毅然として立ち向かう、とか。

ところで今の格差社会の広がりに打つ手のひとつとして、累進税率を上げ、高額所得者にもっと負担してもらう、というのが考えられる。しかし問題は、そうすると個人にせよ法人にせよ、税率の低い国へ逃げていってしまう、という。
私はこういう連中こそいちばん愛国心がないのではないか、と思う。
君が代を歌う声の音量で愛国心を測る、などというバカな発想はやめてもらいたいものである。

こみつ さん(17歳・女性)

【初めまして】

こんにちは。「みんなのこえ」を読んでいるうちに私も何か意見を送ってみたくなりました。
といっても今回はただの感想ですが……(汗)
最近になって、田中優さんや堤未果さんの著書を読み、世界の問題は全て繋がっているのだということに気づきました。この「マガジン9条」を見つけたのも、その事で検索していた時です。マスメディアに偏らない、こうした内容がネット上で読めるなんて、今はすごくいい時代だなと思うとともに、もっともっと広まって欲しいとも思います。
私はまだ「マガジン9条」の内容が正しいのかどうかを判別するほどの知識は持ち合わせていません。それでも、読んで終わりではなくて、そこから自分なりにいろいろ考えるようにしたいなと思っています。
これからも、良質な情報を発信し続けてください!

今週はたくさんのご意見をいただきました。
新しい読者の方も、ぜひ声をお聞かせください。

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