戻る<<

みんなのこえ:バックナンバーへ

みんなのこえ

112

071017up

10月3日から10月16日までに届いたご意見から

●マガ9対談:雨宮さん×森永さん(その3)について

石野恒雄さん(66歳・男性・静岡県)

【良い対談でした】

素晴らしい対談でした。金持ちたちの生活、考えを知ることが出来ましたし、戦争を望む若者の置かれている状況もわかりました。 安倍を辞めさせてホッとしましたが、引き続き憲法を守るたたかい、憲法を実施させるたたかいが必要だと教えられました。 今後も共にたたかいましょう。よろしく。

●マガ9対談:雨宮さん×森永さん(その3)について

畑作さん(男性・京都府)

【戦争体験者の話】

僕は戦争体験者から、戦場で食料が尽きて人肉を食べた。
人肉は大変おいしかったと何度も聞かされて、
たまらなくいやな思いをしたことがありま す。
精神に対する悪影響の大きさを感じました。

●マガ9対談:雨宮さん×森永さん(その2)について

田邊康孝さん(59歳・男性・三重県)

【そうですねえ】

お金がある人は、お金のゆえに往々にして他人に対する痛みの感じ方が希薄になります。だからその行動形式は、貧乏人に対しても配慮が足らなくなります。そして、それは勉強していないからです。
お金を一部の人が独り占めしてしまったら、糞詰まりをして、お金の循環が回らないのは、歴史が証明しています。 その挙げ句が戦争です。

冨の再分配がうまくいってこそ、景気もうまく行くのです。労働者の賃金を削って会社を持ち直しても、所詮は潰れていくでしょう。
明日の日本をしょって立つ子供を育てられないような労働政策、福祉政策をやっている国を、私は危惧しています。

●雨宮処凛がゆく!(第26回)について

かぜさん(54歳・男性・神奈川県)

【9条の賜物】

2年前、自己都合で退職し、安定所を通してある派遣会社で 働いた。
しかし2週間で仕事のミスが重なり、朝突然解雇された。 派遣会社の担当者に抗議したら、別にいい待遇の会社を紹介 するという。
信じられないので、派遣法の担当者に相談すると、問題ない との回答だった。
わたしはある程度の経験で貯蓄があるが、若者だったら 突然の解雇で生活できないではないか!。
こんなことが許される法律を作った日本政府は「生存権」の 否定される社会にするのか、そんな国家はいらない。

●やまねこムラだより(第9回)について

ツリガネニンジンさん(65歳・女性・岡山県)

第1回からの愛読者です。私も8年前に初めてこの地に来て 畑仕事を始めました。
やまねこむら便りに書かれていること、共感しています。 肥料や農薬についてとても分かりやすく書いていて下さって いると思います。
来年もこの小金の穂波が見られるように祈る気持ちです。

●みんなのこえ(111回)について

コバさん(?歳)

【たんぽぽさんへ】

>9.11テロは核の傘が機能しないという分かりやすい例

たしかに、国家に属さないテロリストたちには核は有効な抑止力に なりませんが、そのテロリストを支援している国に対しては有効です。 あえて単純に言えば、世界には良いやつも悪い奴もいます。
例えば我々が日常、特にピストルなどの武器等を持たなくても 比較的安全に暮らしていけるのは、悪い奴の暴力を抑止する「警察」 という国家が管理する暴力装置があるからです。
それでもあなたの身の回りに犯罪がおきてしまったとしても、それで 警察が機能していないという例にはならないでしょう?

残念ながら世界警察がない現状では、我々は様々な方法で悪い国から 自国や友好国を守らなければならない。 その方法の一つが日米安保であり自衛隊であるんでしょう。

私も核の無い世界を望む者です。
でもわが国の戦後の平和に核の傘は無関係、といった偽善的な 無謬性は、平和への道には決して繋がらないと思います。

●みんなのこえ(111回)について

長壁 満子さん(50歳・女性・東京都)

【平和と戦争ー視点をどこに置くか。】

>TTさん(25歳・男性・徳島県) >【まずはアジアに憲法9条の精神を教え、武装解除させるべき】

上記の「アジア」を、諸悪の根源である米国を主体とした 「先進国」に置き換えられることを提案します。

また、デスク日誌で「我々は数々の手榴弾を受け取っていない だろうか」の沖縄発の問いにはいたく感銘を受けました。

もっとも信頼しているこの「マガジン9条」ですが、日本の 薄っぺらいメディアの洗脳は、ほぼ、99%の民衆を茹で上がらせて いるようです。 自分の拠点からものを見ると同時に、相手の側からの視点を欠いた 「驕った意見」にはうんざりしてしまいます。
これこそが、戦争続行の鍵ではないでしょうか。

●みんなのこえ(111回)について

河馬園長さん

【アントニヌス勅令について、Wikiから引用したのは ご指摘の通りですが…】

だるまさんから指摘されたアントニヌス勅令について、
Wikiから引用したのはご指摘の通りですが、しかし当方と しましては、限られた文字数の中から、なるべく客観的かつ 詳細な内容となるよう資料を選び記述したつもりです。
それにもし私の”含みの無い”書き方がフェアでないとする だるまさんのご指摘が正しいならば、「当時の世界情勢を考慮 せずに、日本が侵略国家だったと断定するのはアンフェアだ!」 という主張もまた正しいことでしょう。

ただ、私が問いたいのはそんな水掛け論ではなく、正に貴方が 語られた「現実的な施策」についてのことなのです。
他民族共生は戦争放棄と同様、古くから望まれていたことにも かかわらず、古代から現代の欧米に至るまで、未だに世界中で 達成されていません。
それが叶う夢を語ることは、例えば脚本家や詩人ならば無条件に 許されますが、法を扱う知識人ではそうは参りません。

「よく解っている」ならば、貴方であれ伊藤真先生であれ言及 すべきです。
そしてこの様な建設的討論を重ねることは、必ずや護憲活動に 良い働きをすると思います。

●みんなのこえについて

村井じゅんじさん(30歳・男性・大分県)

【同調もあり】

数週間前にあった意見の、若者に徴兵を強制してはならない、と いう文章には同意いたします!
私は、国防は必要だと考えるのですが、しかし、徴兵は かわいそうだという点では、護憲論者に同調できます。 このことは大きく話し合ってもよいでしょう。
もしも、若者は誰でも兵になれと論じて、自分たちだけが ふんぞり返っているならば、右派も結局は人間性が欠如している、 ということになりますからね。

●デスク日誌(25回)について

TY生さん(67歳・男性・三重県)

【教科書検定意見がつくまでの動きを見る】

・2005年5月20日
自由主義史観研究会のメンバーが、沖縄県座間味島、渡嘉敷島を 訪問。
この団体は教科書の記述から「従軍慰安婦」「南京大虐殺」の削除を 求める運動を行なう。

・2005年6月4日

自由主義史観研究会は緊急集会で、 「大東亜戦争時の沖縄で民間人が軍の命令で集団自決させられたと いうのは、事実ではないことが関係者の証言や研究によって既に 明らかになった」として、この事実を社会に訴えることを決めた。

・2006年9月26日
安倍政権が誕生。安倍氏のブレーン下村博文議員は、安倍政権発足 直後の集会で「自虐史観に基づいた歴史教科書を官邸のチェックで改めさせる」と 発言。

・2006年12月末
教科書調査官から教科書会社に、沖縄戦の住民集団自決死について

「軍隊から何らかの強制力が働いたような受け取られる方をして しまう。この表現はちょっと避けてもらえませんか」と検定意見が 出た。

これら動きは官民連携プレーと言える。将来の軍隊保持と無縁ではない。

●デスク日誌(25回)について

十文字(衆愚代表)さん(32歳・男性・千葉県)

【快刀乱麻な教科書問題解決法の提案… 「日本の近現代史を逆委託加工貿易品にせよ」】

沖縄戦の実態や慰安婦問題など、最近では国内から近隣諸国に かけて喧々諤々の論争を繰り広げているが、私には何が正しく 何が偽りなのか、厳密にこれと断言することははばかられる。
断言できるのは、これらの論争者の大半が頭に血が上っており、 その原因は彼らが歴史を学問としてではなく、「政治」や「価値観」と リンクさせているからであり、この傾向は日本人だけでなく、 東アジア人に顕著な傾向であるということだ。

無論、このような加熱した言論空間から、冷静かつ客観的に歴史的 事実を探究することは不可能であろう。
ならばそんな東アジア人に任せるのではなく、もっと別の国の人々に 全面委託しては如何だろう。
例えば多神教国家のインド人をチーフに、イタリア人、イラク人、 エジプト人などの日本近現代史研究チームを作り、そこで出された 結論をそっくりそのまま記述すれば、国際化社会に相応しい歴史 教科書の出来上がりである。
禍根を断つには荒治療も止むを得まい。

●デスク日誌(25回)について

平和を愛するキリスト者さん(48歳・男性・東京都)

【沖縄県民の熱意に感謝】

マーティン・ルサー・キング牧師は「最大の悲劇は悪人の暴力で なく、善人の沈黙である」と言われましたが、今回の「教科書 書き換え問題」でこの言葉の正しさを改めて確信いたしました。 もし沖縄の人が声をあげてくれなかったら、「日本軍の強制」と いう部分が削除された、歴史事実をねじまげた教科書がそのまま 使われていたことでしょう。
日本の学生が正しい歴史を学ぶ機会を奪われるところでした。 まさに悲劇です。
歴史を正確に認識していけば「日本軍の強制による集団自殺」 ではなく「日本軍の強制による集団死」ではないかと思います。

沖縄の人の熱気と怒りにより、政府もようやく重い腰をあげ削除 された部分の復活を匂わせ始めました。
今後、検定項目に沖縄事項を新たに設けるべきだと思います。

今回の誤った検定結果に声をあげ、粘り強く闘われ、9月29日 には、11万6千人の大集会を開催された沖縄県民に 「ありがとう」の言葉を贈りたいと思います。

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(44歳・男性・東京都)

【新しい安全保障のモデル】

アメリカと一緒に日本が戦争しなかったのは九条のおかげだが、 日本を守ってきたのは自衛隊と安保である。
ドルが下落してアメリカが衰退したら改憲が必要という意見は、 一応説得力があるとは思う。

しかし大きな戦争が起きなくなった今、自衛のためにこれ以上 軍備を強化する必要があるのだろうか?
キューバやメキシコは軍備は弱体だが、アメリカの言いなりと いうわけではない。
大事なのは軍備以上に独立自尊の気概ではないのか?

高度経済成長以後の日本が国家目標を見失って漂流し、古臭い 右翼的な論調が幅を利かせているのは、平和と環境の問題で 世界をリードする、21世紀にふさわしい国家像を、護憲派・左翼が 十分に提示しきれていないからだと思う。
安全保障で軍備のようなハードな部分は目につきやすいが、ソフト パワーや外交力など数値化しにくい面について、護憲派は説得力の ある安全保障のモデルを理論化する必要があるだろう。
(土佐弘之氏の著作が参考になる)。

のんのさん(女性・神奈川県)

【未来の日本】

初めまして。唐突に申し上げますと未来が時々わかるんですが、 やはりこのままいけば、日本はまた戦争をしている未来がみえて います。
巻き込まれる形で、やはり米軍の言いなりでしょうか?
どうしてこの国はアメリカ追従をやめることができないのでしょうか?

国家というものにも意志があります。その意志を人間の力で方向転換 していかなければ、きっと取り返しのつかない未来が待ちかまえて いるとしか言えません。

戦争論を伏せる方法のひとつとして、地球環境問題があります。
現在世界中異常気象で、ヨーロッパの熱波、中国の大洪水。アメリカの 巨大ハリケーン。北極、南極の氷解。南太平洋諸島のツバルは沈み そうです。日本は大地震の増加です。

地球環境が破壊されれば、人体の体調管理も大変で、それは動物や 食物も同様です。
食糧危機も自給率30%の日本には大打撃です。
異常気象のまっただ中なので、本来は憲法改悪しようなどと言ってる 場合ではないのです。

2週間分のみんなのこえをお送りしました。
イラク特措法に関するみなさんの意見もお待ちしています。

ご意見フォームへ

ご意見募集

マガジン9条