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みんなのこえ

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9月19日から9月25日までに届いたご意見から

●この人に聞きたい(鎌仲ひとみさん・その1)について

ゆきんこさん(62歳・女性・福井県)

【「敦賀・若狭の原発は直下地震に耐えられるか!」緊急講演会を終えて】

9月8日に地元越前市(旧武生市)と隣りの鯖江市で「緊急講演会」を開催しました。講師は大阪府立大学工学部教授の長沢啓行さんです。「六ヶ所村ラプソディー」も以前に上映しました。今回は地震についてでしたが、結果は悲観的でした。100年単位、1000年単位の地震が起きる可能性があり、もう逃げ場はありません。
年金問題も死活問題ですが、私たちはもう62年生きてきたからあきらめもつくけれど、子どもたちが本当にかわいそうです。
今月の30日(日)PM1:30から大阪のドーンセンターで、「六ヶ所村」の菊川さんやJCO臨界事故被害者の会の事務局長をされている大泉さんを迎えて「原発いらない!市民の集い」が開催されます。(詳細は「お知らせメモ」に掲載)
皆さん、ご参加ください!!

●伊藤真のけんぽう手習い塾(第52回)について

静川夏理さん(41歳・女性・東京都)

【「安倍首相と私の夢」感動しました】

けんきょカト連ブログからのリンクで、初めて伊藤真さんの憲法手習い塾にたどりつき、「安倍首相と私の夢」を読んで、胸が熱くなりました。
41歳の主婦ですが、30代の頃、3年くらい独学で司法試験目指して勉強していた時期があります。伊藤塾長の本も何冊か読みました。(今はあきらめましたが、そのころ勉強内容の唯一の話し相手だった娘は今は法学部の3年生、来年は法科大学院を受験する予定です。)
民主主義の勝利、ほんとうにうれしいです。改憲をくいとめるために、自分の1票も力になったかとおもうと、感無量でした。司法試験はあきらめましたが、9条が、非常識ではなく世界の常識になる日が来るように、という夢だけは、私も、信じ続け、抱き続けたいです。
伊藤塾長、これからも、がんばってください。かげながら応援しています。

●伊藤真のけんぽう手習い塾(第52回)について

キム クンミさん(47歳・女性・京都府)

【心強いです】

> 「国民」主権の「国民」が
> この国のすべての生活者を意味するときが必ず来ます

今回の記事に書かれていたこの言葉は、とても心強いです。
日本に住むのなら日本国籍を取得しないといけない、と周囲に言われ続けてきました。
でも、そんなことをしなくても普通に暮らせる日がくることを、日本がそんな国になってくれることを心から願っています。

●伊藤真のけんぽう手習い塾(第52回)について

河馬園長さん(男性)

【「21世紀のアントニヌス勅令」になりはしないか?】

アントニヌス勅令…「212年にローマ帝国のカラカラ帝によって発布された勅令。これにより帝国内の全自由民にローマ市民権が与えられた。しかし、これにより租税が大幅に減収し、臨時税の濫発を招いた。また市民権が一種の特権から既得権となった為、それを得ようとする努力から生まれる社会の活力・流動性が失われ、ローマ市民の矜持とでもいうべきものが消失した。
加えて、己の才覚によって市民権を獲得した以前においての新規参入のローマ市民と比べ、新たに市民権を得た人々は、従来の市民から十分な敬意をもって受け入れられなかった。
結果として階層に流動性があった時代より、不平等が拡大した」

理想を語るのは自由だ。だが、それを実行した上で起こりうる社会的リスクは考慮されているだろうか。
上記の事が常識である欧米人は、間違いなくリスクについて問い質す。即答できなければ軽蔑は免れないだろう。
9条が世界の常識になるという夢も、また同様なのでは?

●やまねこムラだより(第6回)について

W.Kさん(25歳・男性・徳島県)

【食料自給率を…】

「食料自給率39%の国が、戦争なんてできっこないのです。」とありましたが、じゃあ食料自給率を上げたらダメじゃん!戦争しやすくなっちゃう!
逆に言えば食料自給率が低いうちは戦争できないし、外国からも戦争できない国だと思われるでしょう。
ですから護憲派は低食料自給率も守らなきゃいけなくなるんじゃあ…?

●やまねこムラだより(第6回)について

平和を愛するキリスト者さん(48歳・男性・東京都)

【命に国境はない】

今週のやまねこムラだよりが指摘しているように、マスコミ等の報道を見ていると、先進国で子どもが一度に数十人規模で死んだら大事件として報道されますが、貧しい国の子どもたちがいくら死のうとほとんど報道されないように思います。
あきらかに命に格差がつけられているように思います。
でもこれはおかしい、
人間として生まれたからには、生まれてきた命は等しく平等でなければならないと思います。これは「人道の基本」だと思います。
格差という理不尽はやがてテロの元凶になります。
テロ反対を声高に叫んで軍事力で押さえ込もうとしても、アフガン情勢が泥沼化しているのを見てもわかるとおり、何ら解決にはなりません。
食料が過剰にある国は、世界の飢えた国に食料を回すといったような「相互扶助」の心を、「四海兄弟」の精神が必要ではないかと思います。
すべての人が人間らしい生活を送れるように。
それがテロを根絶する最善の手段だと思います。

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(44歳・男性・東京都)

【9条国日本にできること】

イラク戦争には殆どの国民が反対だから、当然アフガン戦争にも反対のはずだ。にもかかわらず、半数の国民が海上自衛隊のインド洋での給油に賛成しているのは、「テロとの戦い」という言葉に騙されているからだろう。
イラクでもアフガンでもアメリカの対テロ戦は完全に破綻しており、アメリカがテロを戦争の口実に使っているに過ぎないのは明白だ。
それとも小さな戦争が恒常化し、途上国で戦争で人が死ぬのには不感症になって、日本が直接戦闘に加わらなければ、「国益」のためアメリカの戦争に追随するのが「現実的」だと、庶民まで考えるようになったのだろうか?
戦争への怒りを忘れたらおしまいだ。
アフガンについては、カルザイ政権とタリバンの和解を、9条を持つ日本が橋渡しするべきだと、共産党の松竹伸幸氏がブログで提案しているのを紹介しておこう。
この人ほど真摯な護憲派も少ない。

Bさん(34歳・男性・東京都)

【9条を守りたい人々へ】

9条は前文とあわせ、大変すばらしい条文であると信じます。
しかし、それを守れとおっしゃる方々の主張については物足りない。
攻撃しなければ、その手段を持たなければ攻撃もされないというのはあまりに幼稚すぎる理想論と考えます。説得力もない。
今までの平和は、紛れもなく日米安保条約に基づくアメリカの核の傘、米軍の駐留があって始めて成り立ったものです。
けっして日本人の平和への思いが維持した平和ではない。
質問です。
国家と国民の契約の第一は生命および財産の安全の確保と考えますが、9条に基づいていかにその契約を果たせとおっしゃるか?
私は現在の改憲論については後退と考える。しかしこの一点において自民党の60年間は最低限の責任を果たしてきたとも考える。
改憲護憲どちらの理屈も理解はできるが、どちらも賛同するにはたりない。
よいアイデアをお聞かせいただければ幸いです。

コバさん

【平和の現実】

「9条のある日本は、この60年、戦争で一人の自国民も殺されていません。また他国からも侵略されていません。」
ここで、前回ある方が言われたことですが、多くの護憲派が使う論理でもありますね。
自国民も殺されず侵略もされなかった、というのは、確かに政治の勝利でもありますが、アメリカの核の傘に入っていた、というのが大きな要因でしょう。
もちろん9条の存在も無視できない要因です。
でも、それは9条の理念の勝利ではなく、9条を政治的にうまく使ってきたという以上のものではありません。
アメリカと軍事同盟を結び、自身も軍隊を持って平和を築き、「非武装の理念」と言っても説得力はいかがなものでしょう。

首藤 亘平さん(19歳・男性・千葉県)

【総裁選に対するマスコミ】

一応、日本のリーダが突然やめたのだから、マスコミが騒ぐのは当然だと思います。しかし、注意してみていたのですが、2人の候補の生い立ちや性格などばっか特集して、候補の言う政策などにあまり時間を割かなかったのが問題だと思うし、いくら総裁選でも、民主党や中断した国会の報道が少ないのはおかしいと思う。
また、○○饅頭など特集するのはお門違いだと思う。
郵政選挙と同じように、政策二の次のように見えてしまったことが非常に残念。 

あと、麻生氏を支持する有権者は、どういう理由で支持するのかが聞きたい。
活力があるとか、秋葉に来るとか、非常に軽い理由で支持しているような気がする。
人をそう簡単に信用するなといいたい。今まで何をして、どういう日本にしたいかを調べた上で決めてほしい。
それが有権者だと思う。

改憲を掲げた安倍首相が退陣し、新しい内閣が誕生しようとしています。
これで改憲は遠のくだろうから一安心?
憲法との乖離、違反がどんどん進む今の政治・社会状況について、
改めて考えてみたいと思います。

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