070627up
6月20日から6月26日までに届いたご意見から
先週からスタートした新連載へのご感想も
さっそくいただいています。
とお さん(19歳・女性・京都府)
今回のラミスさんのご意見を読んで、私も日ごろから疑問を抱いていた事柄なので強く考えさせられました。
「沖縄から基地をなくそう」そういって人々は行動を起こし、そして改憲反対運動へと繋がっていきます
では、実際に日本から基地がなくなれば、現段階の日本の防衛力を強化するべきではないか・・という意見(世論)が形成されていくのではないでしょうか。
これは、本末転倒です。基地をなくすため(平和にするため)に運動していたものが、結果的に日本の軍事力の必然性を見出してしまっています。そして基地の国外移設問題にしても、またその国で沖縄のような米軍問題が発生してしまうのではないでしょうか。沖縄から米軍基地は消えても他国に負担を預けるだけでは何も解決しないのではないでしょうか。
平和を愛するキリスト者 さん(48歳・男性・東京都)
C・ダグラス・ラミスさんが参加された、国連大学のイベントの交流会で「9条は守りたいけれど安保条約をなくすのは怖い」と言った参加者がいたみたいですが、私は安保条約があるほうがかえって怖いと思います。理由は、
1.アメリカの引き起こした戦争に日本が巻き込まれる可能性があります。また、アメリカの交戦国が在日米軍基地等を攻撃する可能性だってあります。
2.アメリカ以外の国との友好関係の妨げになるように思います。
3.軍事同盟というのは、利害関係、打算等を考慮して結ばれており、人類の歴史を見ると昨日の友は今日の敵といったことが多々あります。軍事同盟では真の友好関係は築けないと思います。
4.他の国に軍隊はあっても、日本は国土が狭く、資源も乏しく、日本を植民地にしようと思って攻撃してくる国はないと思います。日米安保条約は、段階的に廃棄して日米平和条約を締結して、アメリカと真の友好関係を築くべきだと思います。
カーク さん(48歳・男性・長崎県)
15歳を三倍上回っていますが、
伊勢崎さんの講義に期待して読ませて頂きます。
ぽんちゃん さん(43歳・神奈川県)
紛争地最前線での経験から平和や9条、軍事について語る、伊勢崎さんの活動や発言は、新聞やテレビで拝見する度に、気になっていました。今回、コラムの連載が始まり、よろこんでいます。「15歳から〜」ということで文章がわかりやすく、かつスリリングなエピソードもありで、次回の「内戦をどのように止めたのか?」についても、とても気になります。早く続きが読みたい!と思ってしまいました。期待しています。
島田健作 さん(66歳・男性・福岡県)
日本の国内と国外に向けた政治の特徴、それは二枚舌、ダブルスタンダード政治です。私はこれを、靖国戦犯合祀問題で確信しました。これはNHKテレビで知ったことですが、東条英機などは国際的には「戦犯」なのに、厚生省が靖国に密かに「合祀」させ、国内的には「英霊」扱いにしているからです。これは、太平洋戦争の戦後政治でもっとも重要ないわゆる歴史認識においても表れています。対外的には、「侵略して悪かった」と言いながら、国内的には「自存・自衛の戦争」であり、我が国が悪いかのように考えて「自虐的」になってはならないといっているからです。この結果、内外両方にスタンスを置くことになった安倍総理などは今では、何のために歴史を学ぶかも知らないようで、恥知らずにも「歴史認識は学者の仕事」だと言うようになってます。
十文字(衆愚代表) さん(32歳・男性・千葉県)
猪瀬直樹氏の業績については、『絶望に効くクスリVol.10/山田玲司著』という対談漫画に簡潔に描かれているので、興味のある方は参考にすべきである(余談:山田玲司氏は「リベラルだが見たくも無い現実も見えてしまい、頭を抱える人」なので個人的に大好きです)。
兎も角、仮にその漫画が誇張だとしても、猪瀬氏は少なくとも公団側と結託し私服を肥やした訳ではない。
故に、まさかその彼を安直に批判する人間など皆無だろうと思っていたが、今回の掲載には唖然とした。
結局、松崎氏の「風刺」は、「無責任に天皇嫌いだけで単純バカ的に昭和天皇の戦争責任を追及する人々」とレベルが同じである。
そういう彼らに、「では、貴方が戦前当時の昭和天皇の立場に立たされたとき、どう振舞うつもりなのか?」と質問すると閉口する。同様に松崎氏に「貴方が猪瀬氏と同じ立場に立ったら?」と質問したら、閉口か逆切れかだけであろう。
そんな松崎菊也氏に、
「喝〜っ!!」
森田誠一 さん(29歳・男性)
右翼になった経緯を見させてもらいましたが、すごくリアルですね。そして今の若者と変わらない気がします。精神が弱いと、何かに依存してしまうんでしょうね。そうなりやすい社会であると。右翼になった経緯がある雨宮さんだからこそ、彼らの気持ちは一番分かると思います。自分はそういう経緯はないので、わかりません真の意味では。だから、彼らの暴走を止められるのは、雨宮さんの様な人が適任だと思います。
左翼の皮を被った反日様方へ さん
それにしても・・非武装を主張する方々は歴史を調べてないみたいですね。欧米の植民地政策を見て、判りませんか?前にも書き込まれてますが、侵略され、家族がレイプでもされないと分からないんでしょうかね。また南京大虐殺を信じてる人がいるのも、本当に驚きです。強制連行だって既に偽りと論破されてるというのに。確かに、自分自身も数年前までは信じていましたが・・偏った教育がどういう結果となるかは、日本の自虐教育、中韓の反日教育を見れば歴然です。中韓の干渉や将来起こりうる侵略行為の為にも、自衛軍への昇格は必要事項の一つと考えます。
ぬるぬる さん
「監視」の件について。
ウェブサイト上で「いつどこでなにをやったか」誇らしげに書いておきながら、その情報を自衛隊が持っていただけで「監視」だの「軍国主義」だのと騒ぐのは非常に見苦しいです。「私たちは自衛隊に無視されていたわけではなかったのだ」と、もう少し喜んでもよさそうなものではないですか。
この程度の情報収集を自衛隊が行うのはごくあたりまえの話です。辺野古の問題では、市民団体による調査器材へのしがみつきが行われました。また、調査員のレギュレーターが平和団体構成員によって外された、などの報道もあったではありませんか。
市民団体、平和団体にもピンからキリまであります。火炎瓶投げるような団体もありましたね。「自衛隊=悪、市民団体=善」という単純な考えはできません。ならば、情報収集くらいはあたりまえです。するなというほうがおかしいでしょう。
森正樹〔アジア人同士戦わず〕 さん(44歳・男性・東京都)
アメリカは日本の十倍以上の軍事費を使い、大量の核を保有し、日本中に基地を置き、日本への武器輸出を独占している。対米従属は安保が原因であり、九条は二の次であることは、核保有国・旧宗主国のイギリスですらイラク戦争でアメリカに振回されたことで明らかだ。改憲派が説得力がないと思うのは、日本の運命に最大の影響力を持つ国は中国・北朝鮮ではなくアメリカだからだ。
改憲派はただ自衛隊を認知したいだけでも、改憲派の政治家のかなりは戦前と大差ない右翼思想の持ち主で、できれば核も含む攻撃型兵器を持ち、オーストラリア等とも軍事同盟を結んで、日本を普通の軍事大国にしたいというのが本音なのだ。彼らとて戦争を望んでいるわけではないが、改憲すれば日本は特に平和主義の国ではなくなってしまうだろう。
北の現体制は長続きしないし、中国も数十年内には民主化するから、目先のことに惑わされて日本を九条のないつまらない国にしてはいけない。
TY生 さん(67歳・男性・三重県)
6月19日沖縄県議会文教厚生委員会は高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から「軍命」を削除した教科書検定の撤回を求めた意見書を全会一致で可決した。
意見書は、国内唯一の地上戦を体験し一般県民を含む多くの尊い生命を失い、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた県民にとって、今回の修正等は到底容認できるものではない。よって、本県議会は、沖縄戦の実相を正しく伝えるとともに、悲惨な戦争を再び起こさないようにするためにも、今回の検定意見が撤回され、同記述の回復が速やかに行われるよう強く要請すると述べる。
沖縄の人は戦争の実相を正しく伝えることは悲惨な戦争を防ぐために不可欠なことと考え党派を超えて大同した、素晴らしい成果だ。自衛隊を必要と考える人も、不要と考える人も、戦争への歯止めである国際紛争を武力で解決しない、侵略戦争の教訓を踏まえて二度と他国の領域で武力行使をしないという大同で憲法を守ろう。
護憲?改憲? さん(33歳・女性・東京都)
護憲と改憲と単純にわけられない人たちはどこにぞくするんでしょうか?どこまでが護憲で、どこまでが改憲なんでしょうか。9条をより徹底させるために改憲という人もいるので、単純じゃないと感じます。そういった人たちは「日本会議」も一緒にはされたくないだろうし。9条以外はかえてもいいけど、九条は守るべしってひとは改憲なのかしら?
そう考えると一括で国民投票なんてものすごく現実的でないですよね。白紙でしかだせないけど、そうしたら改憲になっちゃうし。現状維持でいきたいのは一応護憲なんでしょうか?とにかく今のままでいけないという理由がよくわかりません。今の日本が攻められて危険だという報道ってされているの?
参院選挙まであと1ヵ月。
年金問題ばかりが取り上げられがちですが、
それ以外にも考えるべきこと、語るべきことはたくさんあります。
みなさんのご意見、お待ちしています。
ご意見募集