マガジン9
ホームへ
みんなのこえ
バックナンバー一覧へ
まる88
4月4日から4月10日までに届いたご意見から
高橋和也さんのインタビューへの感想や
都知事選をはさんでの期間でしたので、
それについてのご意見もいただきました。
Bird さん(65歳・女性・千葉県)
●この人に聞きたい(高橋和也さん) について
鈴木安蔵役もとても印象的でよかったですが、このインタビュー記事を読んで高橋和也さんの真面目で熱心な人柄に感動しました。微力ながらこの映画を広めるための協力をしていきたいと思います。
若山順子 さん(44歳・女性・東京都)
●この人に聞きたい(高橋和也さん) について
【涙が出てきた・・・】
高橋和也さんも4人の子どものお父さんになっていたんですね。インタビューに誠実に答えている印象を受けて、感激しました。一つの作品の役柄に向き合い、作り上げていく中で、俳優として成長できるのは羨ましい限りです。このインタビューがもっとたくさんの人の目に触れるように願っています。新聞、テレビ、ラジオ・・・伝えるものはあるのに、大切なことが今、伝わりにくくなっていることに大きな不安を感じています。でも、希望は失いたくないです。
TY生 さん(67歳・男性・三重県)
●この人に聞きたい(高橋和也さん) について
【明治時代から自由・民主・平和の灯火を点し続ける】
高橋和也さんは、戦後の民主主義は先人たちの血のにじむような努力の賜物であり財産、と述べた。歴史を振り返れば1870年代の半から自由民権運動が盛んになり、国会開設運動の参加者は1874年から81年にかけて約32万人が参加した。自由民権運動の指導者植木枝盛の書いた憲法草案は、国家は思想・信教・言論・出版・集会・結社・学問などの自由を保障すべきことが盛られた。自由民権運動は弾圧を受けたが、大正デモクラシーに受け継がれ、石橋湛山は大正3年、戦争は「人類生存上に有害無益」と主張、小国主義で日本の植民地放棄を唱え、軍艦を作るより工場、兵営のかわりに学校を建設し、国力を学問・技術・産業に注ぐことを主張。これは日本の戦後の国是と同じ考え方だ。自由・民主・平和思想は軍国主義下でも絶滅はせず敗戦を機に鈴木安蔵らによって表舞台に登場、マッカーサー草案より先に発表された日本人の手による民主的憲法草案で結実した。
十文字(衆愚代表) さん(31歳・男性・千葉県)
●森永卓郎の戦争と平和講座 について
【森永氏の発言に対する疑問を二つに絞り質問します。】
A.「日本の裁判でも、強制的に慰安婦にされた事実が認定されている」と言われたが、もしそれが事実ならば、安倍首相や所謂「ネット右翼」等の論理は致命傷を負う。何故なら彼らの主張は、「慰安婦は存在したが、その人材を得るのに奴隷狩りがあった事実は無く、他の近現代戦にあった売春行為と大差が無いもので、故に日本だけが殊更悪事を犯したとは言えない。」というものであるからだ。では「(強制の)事実が認定」とは何の事を指すのか。具体的に教えて頂きたい。
B.「戦争の危機感」と言われたが、パワープロジェクション能力の欠落した日本が、如何にしてそれを回復し、一体どの国に戦争を仕掛けるのだろうか。最悪のシナリオを具体的に教えて頂きたい。森永氏を含む護憲派に通じて言える事だが、主張は具体性にすべきである。そうすれば、改憲派の論理に痛撃を与えられる。しかし曖昧のままならば、かえってそれが改憲派の追い風となると私は愚考する。
平和を愛するキリスト者 さん(48歳・男性・東京都)
●森永卓郎の戦争と平和講座 について
【戦前に回帰する日本】
森永卓郎さんの安倍サブマリンの新たな展開を読ませていただきました。安倍首相は、従軍慰安婦問題や軍による沖縄での住民集団自決の強制等、戦前の政府や日本軍の負の部分を隠そうとしていますが、それはなぜか?それは戦前の日本の体制を理想としているからだと思います。安倍首相は、母方の祖父、岸信介に心酔いし、彼の大国主義、覇権主義、国家主義の考え方を引き継いでいます。そのため、教育基本法を改悪し、防衛庁を省に昇格させたのをはじめ、戦前に回帰させるための数々の法案を準備しております。しかし世の中、戦争を知らない若い世代が台頭、彼らは戦争のファシズムの怖さを知りません。そのため強い日本、強い指導者への憧れを持ちかねません。また終戦から62年、戦争体験も風化しております。そのことが安倍サブマリン浮上への助走を確実に進ませる要因になっているのではないでしょうか。
竹村洋介 さん(48歳・男性・兵庫県)
●雨宮処凛がゆく! について
【インドの近代化】
凄まじいものがあるのですね。僕が25年前に行った時には、想像もつかないような変貌ぶりのようですね。しかし、世界中を席巻し終えようとするグローバリゼーションは、先進国の内部をも内国植民地化しようとしています。これからは、先進国=豊かという等号は成立しなくなるのでしょう。格差ジェットコースターは、なんとしても止めなければなりません。そのためにはともに闘いましょう!
元 さん(50歳・男性・埼玉県)
●【緊急提言】選挙は結果が全て。 について
【山口二郎氏の候補者統一論について】
結果が全てですか?都知事選では浅野氏を民主党が推薦しているため、結局、浅野氏に統一しろということになる。他の候補者を推す有権者は誰も納得しないと思う。氏が言うように、共産党が切り開いた情勢なんだから、今度だけは吉田氏に入れてあげようね、という方がすっきりすると思う。例え負けても共産党が善戦したら、石原氏はうかうかしてられなくなるよ、きっと。
楠田岳 さん(27歳・男性・三重県)
●【緊急提言】選挙は結果が全て。 について
【吉田万三さんについて】
4月2日に吉田万三さんの演説を新宿西口で聞きました。選挙を通じて、吉田さんが、大型公共事業ではなく福祉を充実すること、オリンピックを誘致しないこと、築地の移転をしないことなどを主張してきたところ、他の候補者の主張も吉田さんの主張に近づいたとのことです。読売新聞にもそのような論説がされているそうです。マガジン9条の記事では、吉田さんが選挙に出ることに否定的ですが、吉田さんが選挙戦を通じて他の候補者の主張を変えてきたことについて、どう思いますか。
米田義朗 さん(男性・石川県)
●【緊急提言】選挙は結果が全て。 について
【戦術的投票は「よりまし」な状況をつくるか】
「戦術的投票」は現在の「事実上」の二大政党制を固定的制度に「格上げ」するのではないだろうか。イギリスでのマイノリティは2大政党によって掬われているのだろうか。「よりまし」とはマジョリティの内輪の話ではないのだろうか。政治的に多数派に繋がりえなくとも自らの思いを表現しうる制度を見通す選択こそが重要。常に「寄らば大樹」「長いものに巻かれる」ことで自らの「利」をはかるマジョリティ側の人々。山口さんもそうだからこそマスメディアも安心しているのではないだろうか。小選挙区制が導入されようとしたとき、誰がどのように反応していたか、忘れることはないだろうし、その制度を変えることの見通しを見続けたいと思っています。
黒ワイン さん(23歳・男性・東京都)
【危機感は絶望感に】
頑張ったけど駄目だった。駄目だったけど頑張った。自分の信念に従って、渾身の一票を投じた!・・で、それが何ですか?例え微力でも、無力ではない。でも、無力ではないけど、微力なんです。このままじゃ間違いなく「参院戦」も自民党が勝つ。小沢じゃ安倍に勝てません。安倍に勝てるのは?・・小泉、石原です。あえて言います。日本国民は馬鹿です。愚民です。馬鹿な愚民を喜ばせ、味方につけるには小泉や石原のような、低俗なカリスマを作るしかありません。だって、真面目に正攻法で闘って勝てるほど日本の民度は高くないのですから。情けない話ですが。。
佐野鷹男 さん(41歳・男性・愛媛県)
【共産党を「仲間」と思うのを止めました】
先日、都知事選について、反石原陣営内部での相互の非難を止めるべきだと書きましたが、その流れは止まりませんでしたね。残念なことです。こうなると、きっかけを作った側こそ、悪いと断定しておきます。すなわち、石原都政を辞めさせることより、参院選の国政を優先して、過剰でエキセントリックな浅野非難を繰り返し、党内引き締めを図った日本共産党には、驚き・呆れました。さようなら、日本共産党!
森正樹〔アジア人同士戦わず〕 さん(43歳・男性・東京都)
【改憲派の知的貧困】
国連決議が無くても日本の国益に適うという理由で、開戦当時殆どの改憲派知識人がイラク戦争を支持したことを忘れてはいけない。彼らは道義的に問題があるだけでなく、太平洋戦争の見通しを誤ったことを常々嘆いているのに、イラク戦争の行く末を読み違えていたわけだ。第二次大戦後の主な四つの戦争(朝鮮・ベトナム・湾岸・イラク)でアメリカは1勝2敗1分けに過ぎないのに、彼らがアメリカを盲信するのは民衆の持つ力を軽視するからだ。イラクの航空自衛隊はいつ撃墜されてもおかしくないが、そんな事態が生じたとき潔く撤兵できるだろうか?弱腰だと笑われるとか犠牲を無駄にするなとか言って駐留を続けるのではないか?またシーパワーの日本とランドパワーの中国はうまく行かないという擬似学問的議論があるが、異質の国同士がどう良好な関係を築くかを考えなければ非生産的なだけだ。改憲派には知的な面でも共感できるところは少ないと言わざるを得ない。
言葉を大事に さん(32歳・女性・東京都)
【沖縄戦のこと】
歴史事実が消されるというのは危機的です。「集団自決」という言葉自体に問題があって、「自決」には自分の意志があるけど、この場合は強要ですから「自殺強要」というべきだと思います。「残留孤児」もそうですが、あれは「棄民」だと思います。事実を覆い隠そうとする言葉が使われていると思います。沖縄で生き残った方の話とか聞くと、家族が車座になって手榴弾を爆発させると、一度に死ねない人が必ずでてくるので、それを周りが殺すんですよね。生き残った子どもが先生に「親が鬼になった」って表現しているのを聞いてぞっとしました。ガマでは一番奥が軍人で出口付近は住人。軍人に防空壕であるガマを追い出された住人も多いです。軍人がいるガマは全滅しているけど、住民だけのガマは生き残っている。このことを考えただけでも、軍は住民を守らないと思います。戦争ではまず真実が殺されるというのは本当だと思いました。
ちはる さん (40歳・女性・東京都)
【知事選応援最終日。】
ずっとボランティアで浅野氏を支援してきた連れ合いは、下町方面ビラまき隊に選出され、数千枚のビラをまいた後、18時に新宿で私と合流し、浅野氏の最終演説をアルタ前で一緒に聞きました。いい演説でした。絶叫調でもなく、石原をことさら非難するでもなく。
私は、政治家の演説で初めて、感動しました。涙がちょちょぎれました。
選挙カーから降りた後も、浅野氏はずっと拡声器なしで握手をしていました。
50人ほどの勝手連が取り巻いてみているうちに、自然と「浅野コール」がおきて、それから約2時間半、その声はとぎれることなく続きます。踊り出す人もいました。みんな終電をきにしながら、それでも帰る人はあまりいませんでした。
川田龍平くんも絶叫してたし、世話人を務められていた五十嵐先生もほとんど泣き出さんばかりでした。私たちも帰れませんでした。「東京をかえろ、日本をかえろ」とコールする人たちは、ちょっと年齢が高かったけれど。それでも、あの広がりはあの場かぎりだったのでしょうか?
石原圧勝の結果にはとても落胆しましたが、負けても、浅野さん応援してきたよかったなあと今は思えます。
そして、地方統一選挙は、後半戦が残っています。あきらめず、できること、やりたいと思います。
だって日本人をやめるわけにはいきませんから。
新コーナーがまた二つスタートしました。
ご意見、お待ちしてます!
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。

このページのアタマへ
"Copyright 2005-2010 magazine9 All rights reserved
」」