非戦 さん(54歳・女性・岐阜県) 【北朝鮮によるミサイル発射実験の影で】 新聞、TVの北朝鮮のミサイル発射実験報道の大騒ぎの中、イスラエルのミサイル攻撃、砲弾などによって、パレスチナのインフラは破壊され、水も電気もなく、多くの無実の人が殺され、民族浄化というべきおぞましいことが起こっています。安保理で何度非難決議が出ても、イスラエルはやめません。200発もの核ミサイルを持っているといわれるイスラエル。世界は、どの国に対しても平等に軍縮を求め、守らせなければいけません。『テロと闘う』といいながら、憎しみと暴力を生み出しているこの武力に頼る政策の愚かしさに気がつかなければ。
アムロ さん(35歳・男性・東京都) 【先週の「みんなのこえ」のコバ様へ】 私も拉致被害者の人たちの帰国を実現した点については、小泉政権は評価されてしかるべきだと思います。しかるに、はたしてそれが「アメリカの軍事力の後ろ盾」の成果だったのでしょうか、疑問です。かえって拉致被害者の帰国実現後、被害者の会の人達が渡米し米政府高官に北朝鮮への「圧力」をかけるよう要請しているにもかかわらず、その後の進展がみられないのが現状ではないでしょうか。 また単に軍事制裁が怖いのならば、むしろ「人質」にとる、つまり帰国させないのが合理的と思います。当時いわれていたように、やはり日本などからの経済支援という見返りを期待したこと(+ちょっぴり反省??)が主要因と思います。
かえる さん(48歳・男性・長野県) ●今週のキイ 【実は凶悪犯は激減しています。】 20代前半の男子による殺人者出現率は未遂も入れて1955年には10万人あたり23人が、1990年以降は2名と、40年間で10分の1に激減している。法務省2002年犯罪白書によれば2002年の全年齢の凶悪犯罪率は10万人中0.6人で世界最低。凶悪犯罪が増えているというのは、マスコミが与えた誤った印象です。そういう印象が強くなれば、国民全体が教育基本法改定しなくっちゃという気分になりますもんね。 他方、米国の凶悪犯罪はベトナム戦争後に激増し、人口比を勘案すれば凶悪犯罪に巻き込まれる確率は日本の50倍。戦地で強盗殺人爆破放火を日常の仕事としてきた帰還兵の多くが、ノイローゼになり、自殺・凶悪犯罪に走る。日本も戦争をする普通の国になれば、国内で凶悪犯罪が激増することは確実です。(ダグラス・ラミズ『なぜアメリカはこんなに戦争をするのか』晶文社参照。)
TY生 さん(66歳・男性・三重県) 【改憲しなくても進むMD計画】 北朝鮮のミサイル7発が発射されて、その中のテポドン2は発射に失敗との観測が流れています。北朝鮮の脅威を口実に、改憲しようとする勢力を勢いつかすような印象を持たれた人もあるかと思います。 しかし、冷静に考えれば、改憲が行なわれていない状況のもとでも、日本はミサイル防衛システムが配備されつつあり進行しています。改憲の根拠とはなりえません。ミサイルを迎撃する場合、日本をめがけて飛んでくるのか、米国なのかということで、米国の場合だと集団的自衛権行使の問題が生まれるといわれますが、実際的にはミサイル発射が行われた瞬間から何処へ飛ぶかにかかわらず、迎撃システムは稼動します。改憲の目的は米国からイラクの治安維持活動を要請されたが、現行法では困難として日本は断ったように、改憲しない限り、日本の領域外での米軍を助ける武力行使(集団的自衛権行使)は出来ません。法的根拠が異なります。