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まる40
3月29日から4月4日までに届いたご意見

最近、世論調査などで、「憲法を変えたほうがいい」
という割合が多くなっているというニュースを耳にします。
「なんとなく」で憲法を変えてしまうことの、
事の重大さについて、改めて考えてみましょう。
くらげふくろう さん(30歳・女性)
【改憲派のみなさんはみんな権力者?】
いつも更新を楽しみにしています。
私は、9条は絶対守る派ですが、試しに周りの人に意見を聞いてみたところ、改憲派が多く、びっくりしています。その改憲派の人達の意見は外国が攻めてくるかもしれないからとか、国際舞台で発言権を強めるためにもとか、そんな理由で日本も軍隊を持ったほうが良いと思っているようでした(私の周りの人は、なんとなくそう考えている、という程度ですが)。
私は、どうしてその人達が権力を持つ側に立って考えるのだろう? と不思議に感じます。その人達は市井の人ですよ? 国家の駒にさせられることは想像していないようなのです。
改憲派の人達は、外国を脅威に思っていても、日本の時の権力者には絶大な信頼を持っているのかしら?? 疑問です。
やまごぼう さん(62歳・男性・東京都)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【「戸締まり論」批判についての疑問】
全体の論旨は共感を覚えます。ただ「自宅に銃を用意しない」について。
USAでは自衛のために銃を自宅にもつ人もかなりいる。日本などは国民に自衛武装の権利をUSAのようには認めていないのと、いざとなれば警察の武力に頼れば何とかなると、一応いえる現実があると、殆どの人が今のところ考えているので、「自宅に銃を持たない」のだと思う。
国際社会は、日本の国内社会のような自衛武装の権利を否定していないのと、いざとなったときに頼れる国連軍が現実化していないので、戸締まり論も説得を一応もつと考える人がいるのは当然かなと思うのですが。
中国や北朝鮮の様々な非民主的な面が、マスコミでいやというほど流されると、信頼がなかなか持てない空気もわかる。「信頼」を相互につくるための努力が一番だと思う。若者同士の交流の場をもっと増やすなど。
「戸締まり論」で少し伊藤先生と見方が違うのですが。
寺内安彦 さん(75歳・男性・東京都)
●伊藤真のけんぽう手習い塾 について
【蓋然性のない脅威に備えるディメリットと忍耐。】
大変判り易いし、納得性のある論評です。平和と9条を守る論議を読む時に、いつも思うのは、どれもその代償について語っていないことです。
北鮮による拉致も、中国によるガス田開発も伊藤先生の言う政府の対応に真剣さがない点で、日本人は侮辱されているととるでしょう。これからも同じような挑発が起こる蓋念性は高いでしょう。そこで、平和と9条を守るには、これらの挑発に耐える忍耐が求められます。言い換えれば、代償を伴うことも付言した上で守って行かねばならないと思います。
茉莉花 さん(71歳・女性・静岡県)
●9条的シネマ考 について
【山の郵便配達】
緑いっぱいの山道をひたすら歩く父と子と犬の姿が印象に残った映画でした。
余計なものは何もない、人が生きていく基本だけがありました。息子の便りだけを待ち焦がれるおばあさんに読んであげるシーンも忘れられない。山のなかで、郵便で外界とつながっている人の生活は、簡素で豊かでいきいきとしていました。たしかに憲法の基本があるのですね。
TY生 さん(68歳・男性・三重県)
【自衛隊は認められている】
自衛隊は必要で憲法上認めた方が良いとして、改憲を考える皆さんへ。
現憲法の解釈で、2004年10月の朝日新聞紙上で、内閣法制局長官は「我が国が武力攻撃を受けて、国民の生命、財産が危機にある時に、黙ってみていることは国家としてはありえない、という立場をとってきた。国家の最低限の義務として自衛権は行使できる。ただ、集団的自衛権はそれを超えている」と述べています。政府見解ともなっています。自衛隊を認めるための法的な措置は不必要です。

改憲を考える人たちに次のことを見て欲しいと思います。2006年1月18日、日米防衛首脳会談で、イラクの治安維持に自衛隊の参加を打診されたが、防衛庁長官は「現行法では困難」として断ることが出来ました。憲法の規定があったから、すでに103人の死者を出している英軍のようには自衛隊はならなかったのです。イラク戦争を起こした米国は、国際法違反と国連事務総長から言われています。
もも さん(32歳・女性・東京都)
【忘るるなかれ】
エンデの後継者といわれるラルフ・イーザウが「盗まれた記憶の博物館」というファンタジー本を出しています。舞台はベルリンで、過去の記憶がどんどん盗まれていくと、ホロコーストなども忘れられて「あんなもの残す必要はない」となるのですが。「加害者をわからなくすると、被害者もわからなくなる」という言葉は印象的でした。きちんと記録も残していかないと、後世からみると、わけがわからなくなって、架空のこととされてしまいます。戦争加害をきちんとしていかないといけないと思いました。
冨森達人 さん(42歳・男性・鹿児島県)
【 我が家でもテレビを見なくなってしまいました】
今、私の家ではほとんどテレビをつけていません。といいますのも、子どもとの約束であった「テレビゲームは1日30分まで」がなかなか守れず、1時間を越えることもでてきてしまい、その頃ちょうど、テレビを見る時間も気になっていたため、「コインタイマー」なるものを入手し、3人の子どもに1日30分ずつ(10分100円)の見る権利を与えたのです。
はじめの1ヶ月で1万5千円ほど貯まりました。ところが、間もなく見る時間が少なくなり、というよりも、子ども自身が番組を厳選するようになり、ついにはほとんど見なくなってしまいました。ひと頃は「テレビ見ないの」と親自身が声かけをしてくらいです。今では、テレビを消して得た自由な時間を、本を読むことなどに使っています。一方、親といえば、大切な情報源がラジオに切りかわり、朝のニュース番組を聴いている毎日です。
以前、辻信一さんの「この人に聞きたい」のインタビューで
「テレビを消して自分の頭で考えよう」という、
辻さんのことばを紹介しましたが、
まさにそれを実践されている方からのご意見をいただきました。
いいアイディアですね!
生まれた時間から新しい発見がありそうです。
ご意見募集!
ぜひ、ご意見、ご感想をお寄せください。
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