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「教育基本法改定」についての呼びかけ
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教育基本法を変えたら
・・・私はこう思う

読者の皆さんから寄せられたご意見

NEW! 06.12.13up
田中晴夫 さん(78歳・男性・北海道)
【 教育基本法の改定を認めない】
昨夜は当北海道小樽市でも改悪反対の集会―シンポジウムがありました。 教育の憲法を変えるというのは、よほどのことがない限り認められません。
昨年9月の選挙結果に、全く筋の通らない“帰党”者(小泉ならぬ安倍総裁が“お帰りなさい”と挨拶―アホか!)をプラスして絶対多数を誇っていますが、こんなのは「オバケー!」です。主権者というのは真に判断力のある人たちのことで、国を売った岸信介に憧れる「美しい国へ」などにコロッとだまされるようようなオロカな人たちのことではありません。

詐欺政権 さん(33歳・女性・東京都)
【やらせタウンミーティングで地位の利用じゃないの?】
国民投票法案ですが、与党案では、「公務員および教育者が、その地位を利用して国民投票運動をすることができない」と規制しています。
(教育基本法は)やらせタウンミーティングって立場や地位を利用した挙句に、税金を使って、世論を誘導してますよね。自分たちはよくて、公務員や教員は意見を言うこともいかんのですか?

狩野秀夫 さん(58歳・男性・神奈川県)
【愛国心】
聖書の中に“現に見ている兄弟を愛せなくて、どうして見ていない人を愛せようか”という箇所があります。拉致問題を本当に論じるなら、今見えるところのホームレスの人や、自殺する人々、貧困層の増大などを考える人が初めて、愛を語る資格ができるのです。
敵意を燃やし、危機意識を高めるための北朝鮮脅威論を人権的装いを凝らして下支えする、拉致問題は、まさに防衛力の増大のためにしか機能しません。本当の愛国とは、国民を愛すること。隣人を愛することから始まるのです。

高地 さん(58歳・女性・栃木県)
【緊急署名のお知らせ】
「教育基本法改正」情報センターを検索して徹底審議を!の緊急署名にみんなで署名しましょう。
13日までやるそうです。マガジン9条の読者のみんなに呼びかけます。
団塊おばさんより

山内いずみ さん(50歳・女性・福井県)
【政治を変えるのは私たちの「一票」です。】
「教育基本法改定についての呼びかけ」に投稿されていた、山崎孝子さん(49歳・女性)と、ごんたさん(27歳・女性・広島県)のご意見に同感です。
教育基本法改正問題だけではなく、この国のあり方、政治について主権者である私たち国民がもっと声を挙げなければならないと思います。
山崎さんやごんたさんの言われるように、国民の声を無視する議員や政党に票を投じないということを大々的に表明する。それだけでも効果はあると思います。
「週刊金曜日」の第634号に、秋月遊さんという人が「”悪法賛成議員”落選運動」と名づけた活動をしている記事が載っていましたが、まさにこれです。
この国の主権者である私たち国民に平等に与えられた「一票」を自らの意思で行使する以外、この国の政治を変えることはできないと思います。「教育基本法改悪・憲法改悪賛成議員を支持しない表明」を身近なところから展開しませんか。

06.12.6up
教育という社会保障 さん(34歳・女性・東京都)
【教育の機会均等を】
能力主義と言いながら、政府がやっているのは、貧富の差によって教育の機会に格差をつけることである。スタートが平等でないならその結果は能力の結果ではない。そもそも、テストだけを重要視する制度を推進したがっていること時点で、疑問に思う。
イチローと東大生ではテスト結果なら東大生のほうが上だろうが、それが人間の価値だろうか?テスト結果で学校予算がかえられたら結果的には「受験に役立つ勉強」を親は望み、それ以外をおしえなくなる。どちらかといえば世界に日本を印象付けてきたのは芸術やスポーツの分野である。ついでにいえば、日本の伝説といえるような会社の創始者はテストがよかったのか?テストで天才が見抜けるとは思えない。
大事なのは価値観の多様性である。この分野がダメでも別の分野でその人が輝く可能性がある。その芽をつまないことである。

ごんた さん(27歳・女性・広島県)
【もっと激しい議論を】
いじめや未履修問題等と改定案を結びつけるのは卑怯だという意見がありますね。確かに、単純に結びつけることは論理的にできないと思います。
一方で、改定したい人達の方も、「卑怯」な論理展開をしてはいないでしょうか。例えば、教育界の抱える様々な問題点が現行法の掲げる理念のせいで生じたかのように主張し、改定を訴える人がいますね。
では、それらの問題を解決する為に、教育基本法の改定が今本当に必要なのでしょうか?国会議員の皆さんへ。与党の人達は、あなた方が考える前提や仮設だけに基いて話を進めず、上述の様な疑問点にきちんと答えてほしい。野党の人達、与党にバカにされるようなまずい論理展開や戦術を使ったり、自分の党が出している対案の宣伝をすることより、知的でもっと激しい論戦をして、法案の問題点をあぶりだしてほしい。
そしてマスコミの皆さんへ。教育基本法についてよく知らない人達(以前の私のように)が大勢います!現行法と改定案の内容、論点をわかり易く整理して、もっと大々的に伝えて下さい!

英子 さん(33歳・女性・東京都)
【教訓が生かされていない】
イギリスでは、すでに安倍さんのやり方は破綻していると聞きました。毎年100万人の不登校がいるとか。バウチャー制が始まったとしたら、学校としては金にものをいわせて、成績のいい子を集めれば、学校の評価はあがりますよね。でもって、成績の悪い子はいちゃもんをつけてでも退学にしてしまったり、入学を拒否すれば学校の評価自体は傷つきませんよね。テストというモノサシでしか人をみなくなれば、そうなるということです。
テストをすることは、学力が身についているかを確認する上では必要と思いますが、どこにでも馬鹿な人がいて、その基準だけで人の価値を決めて、そこにお金が絡むと差別意識が助長されます。お金を持っている人が偉いと思うような、拝金主義ですね。そうなると、この子はテストが悪いから、差別してもよいというような意識に教師も子どももなると思います。特に今は金が一番という人が多いから、よろしくないと思います。

YOHEI さん(20歳・男性・京都府)
【教育基本法を変えたら私はこう思う。の投稿】
今の教育基本法改定は「個」を重視するあまり、社会が悪くなってしまったというのが理由のようだが、本当に戦後「個」というものは重視されてきたのだろうか。本当に尊重されてきたなら「いじめ」「差別」をなくすような政策はとっくの昔にできているのではないか。それどころか逆の政策が、どんどん年が経つことにまかりと通っている。
あともう1つ気づかなければならないのは、今までの教育を否定しているということは、今までの教育を受けてきた自分も含めた人々をバカにしているということ。ただでさえひどい世の中に、こんなひどい法案を通すことは俺には許せない。

石田正美 さん(66歳・男性・神奈川県)
【愛国心について】
三日怒りの大集会に行ってきました。ある大学生が教育基本法の愛国心は従国心だね、と言いました。全くそうだと思えます。従国心を押しつける教育基本法は、絶対反対です。

落合栄一郎 さん(70歳・男性・海外)
【その後の対策】
政府与党には国民の正当な声に耳を傾ける意志も態度もないし、大方のメデイアも、まともな報道をしようとはしてない。政府与党は、やらせなどという卑劣な手段で世論を操作。根本的な問題は、国民の大多数の無関心。
野党が十分に考えられた正当な対抗案を提起出来るならばまだしも、与党に似たり寄ったり。国会では審議時間数のみで十分な審議をつくしたという見せかけで審議打ち切り、強行採決。これでは、殆どの法令が、政府与党の思いのままに操作されてしまう。教育基本法改訂もこの伝で成立させられてしまうだろう。
改訂教育基本法が日本をかつての誤った方向へ導いていく可能性が大であることも明らか。
阻止出来るかもしれない(その努力は最大限必要だが)という幻想は捨てて今後どうするかも考える必要がある。この改訂教育基本法が、現憲法とその精神ににことごとく違反しているので、憲法違反の訴訟は、どうだろうか。

佐野鷹男 さん(41歳・男性・愛媛県)
【空虚を空虚で満たす教育基本法改悪】
教育基本法に関して記事があったので一言。はじめに断っておきますが、私は日の丸を掲げることも、君が代を歌うこともあります。そういう立場の人間からすると、今の国会審議などを見ると「学校教育で強制的手段を持たせなければならないほど、愛国の根は枯れているのだな」と感じます。
かつて行き過ぎた同和教育を受けた人間としては、そういうこと(強制)をすればするほど、敏感な子供たちは日の丸・君が代を心底から憎く思うようになり、形式だけに従う(フリをする)ようになるでしょう。全く本末転倒の、日の丸・君が代推進者の望むところとは正反対の結果を歴史的に生む改革になるでしょう。
愛国心とは人為でどうなるという類のものではない。学校でどうこう、というものではありません。最近、学校や先生に求めてはならないものを多く求める傾向が強いと感じます。(いじめ問題も一定は、そのように考えます)

06.11.29up
野村和義 さん(28歳・男性・東京都)
【いじめを口実に改正反対は卑怯でしょう。】
教育基本法の改正論議ではもともと「いじめ」はテーマではなかったはず。 法案の文言に「伝統」といった不明確な要素を盛り込んだり。政府による教育内容への介入を抑止する文言を削除した事を批判していたのに。
ここへきていじめ自殺者がクローズアップされると、それを口実にするというのは卑怯というものでしょう。もっと、堂々と論議するべきです。
いじめ自殺については、それ専門の対策法を作るべきだし、教育問題だけでなく企業におけるいじめも含めて総合的に議論するべきです。 教育基本法の改正論議に利用するのはやめてください。

松宮光興 さん(66歳・男性・神奈川県)
【教基法を知らない文科省(相)】
22日の教基法特別委員会で、伊吹文科大臣は「不当な支配」とは政治結社やイズムを持った団体の介入のことと述べました。国や自治体の介入を排除する規定であることも認識していません。
さらに、9月の東京地裁判決にも「教育委員会の正当な指導」だと言いました。
この大臣は、教基法を読んだことがないか、法律の「文章を読んで理解する能力」が欠如しているのです。
こんな人に政治を任せておいて良いのですか。

狩野秀夫 さん(58歳・男性・神奈川県)
【現場の教師として】
今更嘆くことはないのです。だって近隣の教師達なんたる平和ボケか。
当事者意識もまるでない。責めているのではないのです。実情です。
要するに「大衆」は、戦後も変わらなかったのです。体内にはめ込まれた無目的従順主義が作動しているに過ぎないのです。問題はそこからどう離脱・出発することが出来るかです。その中心に我々の願いを同じにする人々の愛と信頼の交わりが開始されなければなりません。是非!

山崎孝子 さん(49歳・女性)
【私たちにできることは?】
教育基本法の改定には絶対反対ですが、今の国会の状況とマスコミの取り上げ方がとっても心配です。
参議院の通過をとめるために私たちにできることは何でしょうか。
幸い参議院選挙が来年の7月にあります。議員さんたちはもうすでに選挙が気になる様子です。そこで自分の選挙区選出の自民党公明党民主党の参議院議員に「私はあなたに前回1票入れましたが、教育基本法の改定には反対です。あなたがこの法案に賛成するなら、7月の選挙では入れません。」と意見を届けることくらいならできますね。
でも、参議院は半分しか改選にならないんでしたっけ。
いじめ問題ばかり大きく取り上げるマスコミにはどうすれば良いのかわかりませんが、マガジン9条で新聞全面広告のためのカンパを募りませんか。

06.11.22up
ごんた さん(27歳・女性・広島県)
【与党の政治家達は最低ですね】
教育基本法改定案が衆議院を通過してしまいましたね。TVに写る政治家達の言動を見ていると、この人達にとって、苦しんでいたり自殺したりといった子ども達のことはどうでもいいことなんだな、とはっきり分かりました。頭では、そういう人達だと分かっていたつもりだったんですが。相手を非難するばかりだし、野党が欠席してくれたお陰で新聞の見出しが「強行採決」とならなくて良かっただの、沖縄県知事選に影響が無くて良かっただの、自分達のことにしか興味がないことを丸出しにして恥じない彼らは最低です。あんな自己中の人達に、公に尽くせとか言われる筋合いはありません!このままでは参議院もあっさり通過しそうですが、もし改定されてしまった時は、来夏の参院選で私達有権者が何とか与党を野党の立場に追い込んで、再改定…できないでしょうか?

久野義弘 さん(59歳・男性・愛知県)
【教育は国民一人一人のもの】
教育は前もって作られた価値、観念に人を近づけるものではないと思います。個人が自由な立場で様々な事柄を自分の中で消化し判断する力を養うものだと思います。今現れている、いじめ或いは子供たちの荒れた振る舞いは、大人社会の反映と思われます。勝ち残る為の効率という言葉で親たちは社会の中で縛られ、経済的格差が広がり周りの人に勝つ為のみに働いています。それでも足元を見れば不安ばかりの社会です。この状態で良い家庭は作れる筈はありません。子供は両親のいる家で休息できないのです。親達も疲れ果て子供をしつけるエネルギーは残っていません。子供たちが荒れて当然です。これは政治、社会の問題です。偏狭な愛国心を詰め込めば解決する問題ではないのです。真の自由人を作ろうとする今の教育基本法を変える意味はどこにもみあたりません。

非戦 さん(54歳・女性・岐阜県)
【変えたらどうなる?】
安倍首相の祖父、岸信介が安保に伴って、重要法案を機動隊に守られて強行採決をし、民主主義を壊し、国民の怒りに触れ退陣したことを思い出させます。さて、改正が成立したら、、、(1)日の丸、国歌反対の教員が大量に処分され、裁判所も処分を合憲をする。国に逆らわない人間を教師に採用。(2)金持ちは、エリート教育を受ける。愛国心を植えつけられ、お金もうけのためには戦争をすべきと教えられる。受験のためには、未履修もなんのその。(3)国の政策に疑問を持つだけで、先生も生徒も『非国民』といわれ、いじめられる。ますます心を病み、自殺者が増える。(4)貧乏人は、予算の減らされた公立学校に行く。落ちこぼれは、落ちこぼれらしくして、エリートに奉仕すればよい、と教育される。個人の尊厳なんて、どこにもない。職がなければ、戦争にいけばお国のためになる、とも言われる。、、書いているうちに嫌になりました。

ウク さん(33歳・女性・岡山県)
【もう遅いのでしょうか】
今の日本は、憲法や現在の教育基本法のような堤防にせき止められて、どうにか正気を保っているような感じがします。この堤防がなければどうなっているのでしょう。大多数の国民が政治に関心ない、いえそういうよりは、国民性かもしれませんが国家に対して無邪気といえるような全幅の信頼をおいている?日本人の国民性として、母性が非常に強いといわれますが、国家に対しても無意識にすべてをあずけてしまっているのかしら…ふとそんなことも思いますが、今の政権はこの堤防をごそごそ崩していこうとしていることがよくわかりました。私に何ができるのでしょうか…?

K さん(57歳・男性・福岡県)
【月光仮面隊を】
参議院通過を防止しましょう。運動を大きくしなければいけません。川田龍平さんや、辻元さんたちに車の上から国会前あたりで、危機を訴えてほしい。の取材があって、全国に影響が広がるだろう。また、月光仮面隊を創設して全国で、駅前あたりで市民に抵抗を促そうではないですか。他に手はない。

佐藤幸恵 さん(34歳・女性・東京都)
【改悪に反対します。】
教育基本法の改悪、とんでもないですよ!例えば、想像してみてください。フランス革命のあと、政治がうまくいかなかったからといって、「じゃあルイ王朝にまたやってもらうか」なーんて言うフランス人がいたとしたら・・ギャグですよね?それと同じことだと思います。

太谷優子 さん(48歳・女性・長野県)
【教育基本法可決されてしまうのでしょうか】
戦争ができる国になっていくのではないかと、とても心配です。現に武力により国を守らなければ・・・という世論もあります!教育基本法に関しても学んだり語り合ったりしていろんな場で改悪とならないように声をあげていかなければ大変なことになるかもしれませんよね。子供達は管理され、のびのびとやっていけなくなり、こもるか、発散するか、とにかく今の状況を改善することにはならないのでは?けっしていじめや自殺は減らないと思います。未履修問題にしても現場を知らない文科省の教育行政の歪みであって、教育基本法を変えて現場を縛ることは本末転倒だと思います。

06.11.15up
ごんた さん
(27歳・女性・広島県)
【これは国家から国民への要求では?】
教育基本法改定について。 冗談じゃないですよ。現行法の理念さえもロクに守られていない教育現場が多々ある現状なのに、改定とは。改定派の権力者達は、改定さえすればいじめやら不登校やら種々の問題が解決できると本気で思っているんでしょうか。
だとしたら大きな間違いです!
現行法を読んでみて思ったのですが、これは日本国憲法と同様に、国民からの国家に対する要求ですね。「私達が、自立した一人前の人間になるために教育を受けられるよう、国は条件整備をしなさい」という。ところが改正案を読むと、それが180度ひっくり返って、国家からの国民に対する要求になっているように見受けました。
教育基本法の性格ががらりと変われば、教育基本法違反だといって、教師やら保護者やら様々な人が摘発されるなんてことになっていくのだろうかと妄想しています。
私の妄想だけに終わって欲しいと切に願います。

06.11.08up
新井拓洋 さん(39歳・男性・神奈川県)
【国会議員に自分の意見を届けてみた】
緊急アピールを読み、とりあえず衆議院教育基本法特別委員会の全ての議員にメールを送りました。
  1. 教育基本法を変えることに反対であることとその理由
  2. もし採決に賛成するならば、次回の国政選挙では、所属する政党への投票を含めて、投票をしない
特に2のメッセージが、一人でも多くの国民から全ての国会議員に届けば、無視はできないはずです。

平和を愛するキリスト者 さん(47歳・男性・東京都)
【教育基本法を変えたら……私はこう思う】
教育基本法が政府与党案に変えられたら、教育が国家目的に従属させられ、国家の意図する教育内容を権力で押しつけられると思います。
個人の自由、尊厳は奪われ、教職員組合の活動も規制され、弱体化がはかられるでしょう。政府が誤った国策を行っても、子供には誤った国策が正しいと教え込まれる。まさに戦前の教育体制への回帰以外の何ものでもありません。これでは教育基本法改定というより改悪といった感じです。
さらに教育基本法改悪から、平和憲法の改悪、戦争のできる日本へと進み、行きつくはては、大国主義国家日本、覇権主義国家日本。子供は、国民はその道具。国民にとって幸せでもなんでもありません。私は現在の教育基本法を支持します。改悪には絶対に反対です。

まみまみ さん(43歳・女性・山口県)
【改悪は国家100年の誤り】
この改定のめざすところはズバリ「格差の固定」ですね。少ない教育予算を少 数の「カネを稼ぐ」国民作りに集中させるというとんでもないシロモノ。人権 とか個人の尊厳とか権力者から見たら「小賢しい」ことを言わないでおとなし く働く人々はたくさん欲しいはずです。教育の機会の平等の保障をしようとし ないのはオカシイ。先日山口市で教育基本法変える?変えない?街頭シール投 票やってみましたが投票者の87%は変えることに反対でした。県選出の国会 議員は「審議をやりつくした」と言ってましたが「そりゃ違うでしょ民意は反 対多数なので強行採決はするな」とFAXしときました。なお私は街頭投票にお いてヤラセは一切やってませ〜ん!

TY生 さん(66歳・男性・三重県)
【東京地裁判決から考える教育基本法改定】
9月21日、都教委に処分を受けた教師たちの訴訟に対して、東京地裁判決は、 都教委の通達や職務命令は「少数者の思想信条・良心の自由を侵害する」とし て違憲・違法と判断。起立、斉唱義務がないことを確認し、違反者の処分を禁 止。判決は日の丸や君が代が皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用い られてきた経緯に言及。式典での掲揚や斉唱に反対する主義・主張を持つ人の 思想・良心の自由も憲法上保護に値する権利だと述べた。通達については「教 育の自主性を侵害し、一方的な理論や観念を生徒に教え込むに等しい」と指摘 した。学者たちは教育基本法改定案にある「『他の法律』には、通達や職務命 令も含まれると、教委側が解釈するおそれがある」とし「改正案通りだと、通 達や職務命令の強制力はこれまで以上に高まる」と懸念する。自民党改憲案は 思想信条の自由は公益とか公共の秩序という天秤にかけられる。東京地裁判決 の違憲の根拠は失われる。

*「教育基本法改定」についての、みなさんからのご意見を募集します。改定反対へのアピール文は、このページに掲載させていただきます。(匿名希望の方はその旨をお書き添えください)

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