今年度(2011年)に皆様から寄せられたカンパは、1,225,110円でした! 本当にありがとうございます。全て「マガジン9」の運営費にさせていただきました。報告はこちらです。
今まさに、私たちにとって忘れられない年となるであろう2011年が暮れようとしています。皆様それぞれの2011年、そして3・11を想いながら新しい年への希望や決意のようなものを、考えていらっしゃることでしょう。
「マガジン9」の決意は、「とにかく生きのびて、2012年も毎週更新を続ける」ということです。ほぼ手弁当で続けているような小さな独立系のネットメディアですが、今年は大きな存在意義を感じました。テレビをはじめとするマスメディアよりも、信頼できるネットメディアやシンクタンクから発信される情報の方がより迅速で正確である、変なバイアスがかかっていない、ということに確信を持てたからです。
全てがそうとは言いませんが、特に原発事故をめぐる報道や情報においては、多くの場面でそうだったと思います。まさに先日、野田首相は原発事故の収束宣言をしましたが、そんなこと誰も信じていません。まだまだ事故は進行中であり、これからが本当に大変な時を迎えます。
そして、今月27日には、平和主義に基づく重要な国是であったはずの「武器輸出三原則」の緩和が、国会論議にかけられることさえなく決定されました。春には自民党が国会に改憲案提出を検討していると伝えられるなど、「改憲」をめぐる動きが再び加速化していることにも、強い危機感を覚えています(これについては、新年号以降で「憲法」に関する特集を行う予定です)。
ということで、私たちはまだまだ「マガジン9」をやめるわけにはいかないし、全てのコンテンツが無料で購読できる(過去のアーカイブも含めて)というところにこだわって続けていきたいと思っています。いつでも好きな時に誰もが読めるように、ちょっと余裕のある方は、私たちの活動を支えて欲しい。一緒に「マガジン9」というメディアを育てて欲しいのです。