マガジン9
憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。
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2013-01-30up
3月23日(土)14:00〜17:00(開場13:30)
@カタログハウス本社 地下2階セミナーホール
参加費 2000円(学生1500円)/中学生以下無料
ペア割引(2人で)3000円
※参加費は、当日の受付にてお支払いください。
※ペア割引をご利用の方は、お二人お揃いの上で、受付にてお申し出ください。
※ペア割引は、他の割引との併用はできません。
※学生の方は、当日受付で学生証をご提示ください。
※定員(150名)になり次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。
3・11で日本が混乱している間に、世界では「平和」や「人道」の名の下に武力攻撃を正当化する新たな潮流が生まれてきました。リビア、そしてシリア、マリ…。アメリカやNATO諸国が中心となって、ある国の政権や人に「敵」のレッテルを貼れば、皆で寄ってたかって「悪者退治」ができるという状況。それも国連安保理のお墨付きを得て…。
そしてまた、日本でもそうした潮流に乗る兆候が見え始めています。尖閣・竹島問題を発端とした「国防」の重要性の強調、集団的自衛権の行使容認や国防軍創設を掲げる自民党政権の復活…。9条が掲げる「非戦の平和観」が今、大きく揺らごうとしています。
こうした状況下で、私たちがもし「非戦の平和観」を、ただ存続させるだけでなく、国際紛争の解決への実際的な貢献につなげる望みを棄てないのであれば、今こそその「戦略」を考えなければならないのではないでしょうか。そして、それにはまず、私たちが当然だと思ってきた「非戦の平和観」を、ただ「思い入れ」だけでなく、国際的な視点で客観的に見つめ直すことから始めるべきです。そもそも、「平和観」に普遍性があるのだろうか? という問いかけを元に。
今回の「マガ9学校」では、東京外大伊勢崎賢治ゼミで平和構築について学ぶ学生たちが、世界各国の「平和観」がどう醸成されてきたのかについて、言語学、教育学の視点から報告。ゲストに『世界がもし100人の村だったら』の再話者として知られる池田香代子さんを迎えます。日本人の「平和観」を相対化させ、それを世界へと発信し共有するための「戦略」を一緒に考えましょう。
☆プログラム(変更になる場合があります)
(第一部)世界の「平和観」検証
東京外国語大学平和構築ゼミ(伊勢崎ゼミ)生によるプレゼンテーション。世界約10カ国を取り上げ、それぞれの「平和」教育の現状やその歴史的背景などを通じて、各国の「平和観」を探ります。
(第二部)トークセッション 伊勢崎賢治×池田香代子
第一部の報告を踏まえたトークセッション。世界の「平和観」に普遍性はあるのか。日本の「平和観」とは。そして、それを世界の人々と共有していくことはできるのか…。ゲストに、ドイツ文学翻訳家で、教育基本法改正反対の運動や書籍『戦争のつくりかた』(マガジンハウス)の出版などにも携わってきた池田香代子さんを迎えて語り合います。
(第三部)質疑応答
参加お申し込みは、こちらのフォームから
伊勢崎賢治●いせざき・けんじ 1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東ティモール、シェラレオネ、アフガニスタンで紛争処理を指揮。現在、東京外国語大学教授。紛争予防・平和構築講座を担当。著書に『東チモール県知事日記』(藤原書店)、『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)、『伊勢崎賢治の平和構築ゼミ』(大月書店)、『国際貢献のウソ』(ちくまプリマー新書)、『紛争屋の外交論―ニッポンの出口戦略』(NHK出版新書)など。
東京外国語大学伊勢崎ゼミ生● 伊勢崎先生のもとで平和構築について学ぶ東京外国語大学3年生&4年生。大学で専攻する言語や分野はさまざま。それぞれの専門を活かしつつ、昨年から世界各国の平和教育の現状、その歴史的背景などについて研究を進めてきた。
池田香代子●いけだ・かよこ 作家・翻訳家。専門はドイツ文学翻訳・口承文芸研究。ベストセラーとなった『世界がもし100人の村だったら』の再話を手がけた。その印税で「100人村基金」を設立し、難民申請者の支援などにも取り組んでいる。訳書に『夜と霧 新版』(みすず書房)、『飛ぶ教室』『ふたりのロッテ』(ともに岩波書店)、『ソフィーの世界』(日本放送出版協会)、著書に『11の約束-えほん教育基本法』(共著、ほるぷ出版)などがある。世界平和アピール七人委員会メンバー。
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