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2012-01-18up

マガ9学校第15回・参加者募集

世界はFUKUSHIMAから何を学んだか ~各国の核政策から考える~ 講師:伊勢崎賢治さん(東京外国語大学教授)&伊勢崎ゼミ生 ゲスト:蓮池透さん(元「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」事務局長、元東京電力原子燃料サイクル部部長)

@カタログハウス本社 地下2階セミナーホール

参加費:一般2000円/学生1500円(中学生以下無料)

※参加費は、当日の受付にてお支払いください。※学生の方は、当日受付で学生証をご提示ください。※定員(150名)になり次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。

 3・11以降、日本各地で急速に「脱原発」を求める声が高まっています。しかし、世界を見回せば、福島の事故を経てなお、原発の稼働を推進し、新たに導入を進めようとする国が多数。日本政府もまた、そうした国へ「安全性を高めた原発を輸出する」という姿勢を崩さず、「脱原発」の方向性を明確にしようとはしていません。
 「日本のことだけ、原発のことだけを考えていては、『脱原発』の動きは必ず行き詰まる」。そう断言するのは伊勢崎賢治さん。世界は福島の事故から何を学び、何を学ばなかったのか? 東京外大伊勢崎ゼミで学ぶ学生たちが、世界各国の原発・核政策や世論の変化について、現地メディアの報道などをもとに報告。かつて福島第一原発の保守管理などに携わった蓮池透さんをゲストに迎え、「脱原発」へのうねりを一過性のもので終わらせず持続させていくために、日本が、私たちが取るべき道とは? を考えます。

【プログラム】

●第一部 世界の核政策検証
—ドイツ・イタリア・ブラジル・英国・米国・フランス・ロシア・中国・インド・パキスタン—
東京外国語大学の伊勢崎ゼミ生たちが、語学力を活かしてリサーチした現地メディア情報などをもとに報告します。
・各国の核兵器/原子力政策の現状
・3・11を経て、各国の政策や世論はどう変わったのか
・世界は脱原発へ向かっているのか?

●第二部 トークセッション 伊勢崎賢治さん×蓮池透さん 第一部の内容を踏まえてのトークセッション。そうした世界の「現実」の中で、「脱原発」の動きを持続させ、実現につなげていくために、日本が、そして私たちが向き合わなくてはならない問題とは何なのか。紛争地での豊富な活動経験を持ち、安全保障の専門家である伊勢崎さんと、かつて東京電力で原子燃料サイクル分野に携わっていた蓮池さん。それぞれの立場から語っていただきます。

●第三部 質疑応答

参加お申し込みは、こちらのフォームから

東京外大伊勢崎ゼミのみなさん。「各国の文献にあたりリサーチ中です」

伊勢崎賢治●いせざき・けんじ 1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東ティモール、シェラレオネ、 アフガニスタンで紛争処理を指揮。現在、東京外国語大学教授。紛争予防・平和構築講座を担当。著書に『東チモール県知事日記』(藤原書店)、『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)、『伊勢崎賢治の平和構築ゼミ』(大月書店)、『国際貢献のウソ』(ちくまプリマー新書) 『紛争屋の外交論―ニッポンの出口戦略』 (NHK出版新書)など。

東京外国語大学伊勢崎ゼミ生● 伊勢崎先生のもとで平和構築について学ぶ東京外国語大学3年生。大学で専攻する言語や分野はさまざま。それぞれの専門を活かしつつ、昨年から世界各国の原発や核政策などについて研究を進めてきた。

蓮池透●はすいけ・とおる 1955年新潟県柏崎市生まれ。1977年から2009年まで東京電力に勤務し、福島第一原発の保守管理などに携わった。また、1997年より2005年まで「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の事務局長を務める。著書に『奪還 引き裂かれた二十四年』、『奪還 第二章 終わらざる闘い』(新潮社)、『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』(かもがわ出版)、『私が愛した東京電力―福島第一原発の保守管理者として』(かもがわ出版)など。

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